一度は訪れたいハリウッドの一押しレストラン大特集!(パート2)

Photo courtesy of Mama Shelter Los Angeles, Facebook

エンターテインメント業界のキャピタルと呼ばれるロサンゼルスで、一度は訪れたい、ハリウッドの一押しレストランをご紹介している今回の特集、パート2も魅力満載のレストランが登場しますのでどうぞお楽しみに!

Loteria Grill - Hollywood

Loteria Grill - Hollywood

Loteria Grillの一号店は、2002年にシェフのJimmy Shaw氏がオリジナル・ファーマーズ・マーケット内にオープンさせた人気店です。オープン以来、安定した人気をたもち、現在はロサンゼルスに6店舗展開しています。ご紹介するハリウッド店は、全店舗のメニュー開発を取り仕切る、Loteria Grillの中心的店舗です。店内の壁には、店名の由来でもあるメキシコのビンゴゲーム「Loteria 」で使用されるイラストカードの巨大バージョンが飾られています。メキシコ出身のShawシェフが手掛けるメキシコ料理はどれも美味しいと定評があります。ユカタン半島の郷土料理Cochinita Pibil(豚肉の煮込み)や、Pueblaの郷土料理 Mole Poblano、Posole de Jalisco(ハリスコ州のポソレ・ポソレとは骨付きのポークやチキンをタマネギやニンニクと一緒に水からコトコトと煮込み、塩コショウだけしたシンプルなスープにワヒーヨ(GUAJILLO)という唐辛子で風味を付け、HOMINIYという白い水煮トウモロコシを加えた素朴な料理)、Ceviches de Guerrero(ゲレロ州のセビーチェ)など、日本ではめずらしいメニューを味わうことができます。人気メニューは、牛の切り落としタコスや、トマトソースでいただくエンチラーダ、ビールでマリネしたグリルしたビーフステーキなどです。一度食べたらヤミツキになる美味しさですよ!

Mama Shelter

Lunch at Mama Shelter Los Angeles

Photo courtesy of Mama Shelter Los Angeles, Facebook

インターナショナルなブティックホテル・グループとして国際的に有名なMama Shelterが、2015年7月、アメリカ国内に初となる支店をオープンさせました。70部屋の客室があるこちらのホテルはHollywood Boulevardから数ブロックほどの場所にあり、一階には一日中オープンしているレストランが入っています。ミスマッチなインテリアにユニークな天井が目を引く店内は、何ともファンキーなムードただよう空間となっています。朝食の時間帯ならば、コーヒーにクロワッサン、デニッシュなどを頼むといいでしょう。ガッツリと食べたい方には、クロックマダム、アヴォカドトースト、ブレックファストサンドイッチからメインを選べるコンチネンタル・ブレックファストメニュー、Mama says Rise N`Shineがおすすめです。ランチには、芽キャベツのシーザーサラダや、キュウリ、ラディッシュ、ベルペッパー、レモンとミントがミックスされたキノア・タブレなどのサラダメニューを好む方が多いそうですが、フライドエッグのBLTやチキンサンドイッチなどのサンドイッチ、チェダーチーズ、レタス、トマトとポテトフライのついたバーガー(LeRoyale with Cheese)なども人気です。ディナーには、黒ムール貝とリーク、フェンネルのビスク、白スズキと黒ライスとコーンのサルサ、バックリブ(背肉)のコールスローとピクルス添え、などがメニューに並びます。カクテルメニューにもかなりの力を入れていて、ここでしか味わえないめずらしいクラフトカクテルを楽しむことができますよ。ぜひ一度足を運んでみてください!

Musso & Frank Grill

Musso & Frank Grill

ハリウッドのランドマークとしても有名なMusso& Frank Grillは、1919年に誕生した老舗のレストランです。1927年にJoseph MussoとFrank Touletが、John MossoとビジネスパートナーのJoseph Carrissimiに転売して以来、長年Mossoファミリーが経営していて、現在は、3代目と4代目が一緒に切り盛りしています。驚くことに、ウェイトレス/ウェイタースタッフの中には、40年以上レストランでつとめている方もいるそうで、常連客の中には、予約の際にウェイターを指名する方も多いそうです。キッチンを取り仕切っているのは、レストランの歴史上3代目となるJ.P Amateauシェフです。オープン当初から定番人気のフラネルケーキ、そしてスイート・パンケーキは今も人気メニューとして健在で、ファンが多いことで知られています。ディナータイムになると、Old Roomと呼ばれる部屋にあるグリルでステーキやショップといった肉料理がグリルされます。チャーリーチャプリンの大好物だった、ラム・キドニー(羊の腎臓)や、Douglas Fairbanks とMary Pickford が新婚旅行の際にローマから持ち帰ったというフェッタチーニ・アルフレッドも、今なおファンの多いメニューとして定着しています。ロサンゼルスで「一番おいしい」という人も多い、伝説のマルティーニはマストなのでご注文をお忘れなく!歴史ある名店で、優雅な時間をお楽しみください。

The Oinkster - Hollywood

The Oinkster - Hollywood

シェフのAndre Gurrero氏が手掛けるThe Oinksterは、「スローなファストフード」をコンセプトに、体にやさしいバーガーやサンドイッチサラダを提供する人気店です。ハリウッド店は、The Oinksterの2号店となります。人気の自家製パストラミは、2週間ほど塩漬けされ、レストランオリジナルの秘伝のスパイスをぬり、アップルウッドを使い、炭火焼されています。一押しのClucksterは、バターミルクにつけたフライドチキンを自家製ドレッシング、バッファローソース、ピクルス、レタスと一緒に種入りのバンに挟んだ至極の一品で、一度食べたら忘れられない美味しさです。ドラフトビール、ソーダ、intelligentsia コーヒー、シェイクと一緒にお食事をご堪能ください。スポーツバーではないのですが、店内には45インチの液晶スクリーンがあり、スポーツ観戦を楽しみに来る方も多いようです。リクエストがあれば、見たい試合のチャンネルに変更してくれることも!フレンドリーな雰囲気のお店で、最高に楽しいひとときをお過ごしください。

Papilles

Flatiron steak at Papilles Bistro

Flatiron steak with chanterelles, baby corn, shishitos | Photo courtesy of Papilles, Facebook

パリで広まったビストロ・ムーブメントに影響を受けているというPapillesは、洗練されたビストロディッシュを、カジュアルでリラックスした雰囲気の店内で楽しめる、おしゃれなレストランです。ちなみに、店名のPapillesとはフランス語で「味蕾」を意味するのだとか。Papillesでは、週ごとに変わる、地元産の旬の素材を使ったプリフィックス・メニューが一押しとなっています。つい先日の3コースメニュー($36ドル)では、選べる前菜として、 butternut squash velouté(黄色カボチャのホワイトソース)、 Maggie’s greens (野菜料理)または chicken liver mousse(チキンレバームース)を提供していました。オプションとしてフォアグラもありました。メインディッシュには、 flat iron steak with wild mushroom stuffing(フラットステーキとマッシュルームスタッフィング)、roast carrot and cippolini(ローストキャロットとシポリーニ:シポリーニはゴルフボールくらいの大きさで、外側が薄紫色のタマネギのこと) またはscallops with yam, sweet potato and chard(ホタテのヤムとスイートポテト、チャード添え)がオプションとして並んでいました。デザートはバタースコッチ・ポット・ド・クリーム、またはパンプキンパイの2チョイスがありました。種類豊富なワインセレクションも評判高く、フランスのナチュラルワインや、年代物のワインを堪能することができます。ちょっとしたご褒美として訪れるのにも最適なお店ですよ!

Pizzeria Mozza

Fennel sausage pizza at Pizzeria Mozza

Fennel sausage, panna, mozzarella, red onions, scallions | Photo courtesy of Pizzeria Mozza, Facebook

ハリウッドの中でも、Melrose とHighlandのコーナーゾーンは、美食家たちにとって、メッカと呼ばれるエリアです。何といってもここは、スーパースタートリオとして有名なMario Batali氏, Nancy Silvertonさん、Joe Bastianich氏らが生み出した、Pizzeria Mozza、Osteria Mozza、chi SPACCAなど、大人気店のホームなのです。中でも2006年11月に誕生し、またたく間に大ヒットとなったPizzeria Mozzaは、国内最高峰のピザが食べられる(店の1つである)ことで知られ、ファンが多い有名店です。季節ごとに異なる、カリフォルニアの旬の素材を、Silvertonさんが編み出したオリジナルのクラスト(ピザ生地)にトッピングした贅沢なピザは、一度食べたら忘れらない美味しさです。フェンネル・ソーセージからNancy`s Chopped salad(ナンシーのチョップドサラダ)、Butterscotch Budino(バタースコッチ・プディング)まで、どのメニューも最高においしいですよ。まさに、「一度は訪れておきたい」名店です!

一度は訪れたいハリウッドの一押しレストランをご紹介している今回の特集、パート2はいかがでしたか?なんだかお腹がすいてきた!なんて方もいらっしゃるでしょう。次回はパート3、最終回となります。最終回でも数々の名店が登場しますので、最後までどうぞ、お見逃しなく!次回もお楽しみに!