一度は訪れたいハリウッドの一押しレストラン大特集!(パート1)

Jarret de porc | Crédit Photo de Birch, Facebook

ハリウッドでは、自分を常に見つめ直し、新しく変化し続ける役者のことを「最高の役者」と呼びますが、ハリウッドという場所自体、常に変化し続けているたぐいまれな場所であると言えます。世界最高峰の映画スタジオがあり、アカデミー賞の発祥地、またアールデコの美しいアート作品が点在する街であり、華やかなナイトライフが楽しめる街でもあるハリウッド。近年では、ハリウッドの充実したダイニングシーンも、多くの人々の関心を集めています。ハリウッド黄金時代から続く老舗の名店から、ミシュランで星を獲得した人気店、モダンな要素を取り入れた創作メニューがいただける話題のレストランまで、今回はハリウッドで一度は訪れたい、イチオシのレストランを一挙ご紹介致します。3パートに分けてじっくりとお届けしますので最後までどうぞお楽しみください!

25 Degrees - Hollywood Roosevelt Hotel

25 Degrees - Hollywood Roosevelt Hotel

午後、または深夜にボリューム満点のバーガーが無性に食べたくなること、どなたも経験ありますよね?そんなときは、歴史的に有名なホテル、Hollywood Roosevelt Hotelのグラウンド・フロアに位置する25 Degreesに足を運びましょう。ホテルの宿泊客はもちろんのこと、ハリウッドを散策中の方なら、どこからでも簡単にたどり着くことができます。バーガー以外に、ブレックファストメニューも最高に美味しいと定評があるのでぜひおためしください。マストアイテムは数人でシェアできる大きの、巨大な特製ミルクシェイクです。オーダーするのをお忘れなく!

Baroo

Kimchi fried rice at Baroo

Kimchi fried rice at Baroo | Instagram by @phil.rosenthal

Barooは、2015年8月に、Santa MonicaとWilton上にあるストリップモール沿いに誕生した小さなレストラン(店内に16席)です。シェフのKwang Uh氏いわくレストランは「フリーススタイルの実験的キッチン」をコンセプトとしていて、Barooという店名は仏教の僧侶たちが使っているお椀からきているのだとか。Barooでは、韓国料理のエッセンスを取り入れ、地元産のオーガニックな食材を使って調理した、Uh氏オリジナルの創作料理を楽しむことができます。メニューは頻繁に変わりますが、大ヒットとなった定番メニューもあります。その1つが、キムチチャーハン(kimchi fried rice)で、パイナップルの入ったキムチとバスマティ・ライス、卵、gremolata(イタリアのニンニク、レモン、パセリのドレッシング)、パイナップルハラペーニョサルサ、紫芋のチップス、ローストしたのり、トーストしたそばの実とキノア、マイクログリーン(栄養価の高い野菜)をミックスし、調理した贅沢なチャーハンとなっています。もう一品、バスマティライスと東南アジアスタイルの自家製ソース、レモングラス、そして酒粕、クリスピーなエビチップス、チェリートマトにライムの入ったココナッツフォームがブレンドされた Asian Feverも人気の高いメニューですので、ぜひ一度おためしください!

Birch

Pork shank at Birch

Pork shank | Photo courtesy of Birch, Facebook

Birchは、イギリス、ノッティンガム出身のシェフ、Brendan Collins氏が手掛ける、Cahuenga Boulevardにあるおしゃれなレストランです。店名は、Collins氏が育った地域の近くに、白樺の木(Birch Trees)の木立(小さな森)があったことが由来しているそうです。Birchでは、「お肉」をフィーチャーし、異文化の要素を取り入れた多彩なメニューを楽しむことができます。ハマチとレチェ・デ・ティグレ(マリネソース)、キムチと香草を組み合わせたメニューや、Frog Hollow農園の梨とブッラータチーズ、クリスピーナプロシュートを蜂蜜とトーストでいただく一品、スペイン産のたことししとう、ハムスを組み合わせたメニューなど、美味しいと評判の前菜は、グループでシェアできる大きめのサイズとなっています。デーツと白豆、ピスタチオとキャロットと一緒にいただくウサギのバクラヴァ(複雑な層をなす中東のデザート)や、アンコウのティッカ・マサラ(インド発祥の料理)のチャツネとライムピクルス添え、パームシュガーとソールスロー、フラットブレッドと一緒にいただくポークシャンク(豚の外もも肉)など、さらにボリューム満点のメニューもあり、こちらも人気をよんでいます。

毎週日曜日の12時から16時までは、ローストビーフやチキンをはじめとするイギリスの伝統的メニューをフィーチャーした、Sunday Roastを開催しています。サイドとしてヨークシャープディングや甘く味付けした人参、イングリッシュピーやローストポテトがつきます。Birchでは、フィッシュ&チップスや、bangers & mash(ソーセージとマッシュポテト)といった、イギリスの定番朝食メニューも味わうことができます。デザートメニューには、スティッキー・トフィープディング、Eaton Mess(ストロベリー, メレンゲ, クリームを混ぜて作られるイングランドの伝統的なデザート)、レモンカードなどが楽しめます。シャンパンとオレンジジュース入りの混合飲料、Buck`s Fizzと、ビールとレモネードまたはジンジャービールを混ぜたShandiesの飲み放題も行っているので、興味のある方はぜひおためしくださいね!

Cleo - Hollywood

Mezze platter at Cleo

Mezze platter | Photo courtesy of Cleo, Facebook

Vine StreetにあるThe Redbury Hotel 内に位置するCleoは、Danny Elmahシェフが手掛ける繊細な中東料理を楽しめるレストランです。店内は、温かみのあるインテリアで統一され、地中海スタイルの魅力を取り入れた、リラックスした雰囲気となってます。単品メニューは、スモール・プレートと呼ばれながらもシェアするのにぴったりのボリュームで、おすすめです。ババガヌーシュ(なすのディップ)に、labneh(水切りチーズ)とフェタチーズ、タヒニソースでいただくハマス、ファラフェル(豆のコロッケ)、タヒニとタブレ(極小パスタでクスクスの一種)などは、定番の人気メニューとなっています。sonoma産のラムスライダーとフェタチーズ、ハリッサアイオリソースとシャロットのスイートピクルスや、sonoma産のローストラムとlabneh、イスラエル・クスクス、duck bastilla(クリスピーナダックをペイストリーで包んだもの)、新鮮なホタテ貝とコーン・ポレンタ(トウモロコシの粉を餅状にこねた食べ物)、香草とチリ添え、などのメインメニューも大変美味しいと定評があります。アーティチョーク、トマトとオリーブ、モッツァレラのブレンドされたもの、なすのlebneh(水切りチーズ)フレーバーなど、めずらしい種類のフラットブレッドも多数提供しているので要チェックですよ!

The hungry cat

Clams at The Hungry Cat

Photo by Noe Montes, courtesy of The Hungry Cat

The Hungry Catは、2005年2月、Sunset & Vine ビルディングの中庭にオープンした洗練されたシーフード・レストランです。オープン当初から人気を集め、現在ではSanta MonicaとSanata Barbaraにも支店を展開しています。定番のシーフードプラターとならび、オイスターにクラム、マリネされたムール貝、シュリンプ、スノークラブの足、ロブスター、ゴールデンますの卵が盛りつけられた、豪勢なThe Hungry Catとよばれるメニューが、看板メニューとなっています。その他にも、お肉とシーフードをミックスさせた「Surf&Turf」も人気があります。マニラ産のクラムと自家製チョリゾー、ガルバンゾビーンズ、ソフリト( トマト,タマネギ,ニンニク,コショウ,コズイシなどを入れたカリブ料理の定番ソース)炭火焼のブロッコリー、ロメスコアイオリソースと香ばしいトーストがコンボとなったChorizo`N Clamsは、イチオシのメニューです。開店当初から人気のあったThe Pug Burgerは、シェフでオーナーのLentzさんいわく現在「お休み中」ということで、そのかわりとしてベーコンチーズバーガーを提供しています。ブリオッシュバンにHook`sのチェダーチーズ、スペシャルソースをサンドした特製バーガーは最高に美味しいですよ!

一度は訪れたいハリウッドの一押しレストランを特集している今回の企画、パート1はここまでとなります。パート2以降も魅力満載のお店が多数登場しますので、どうぞお楽しみに!