新しく生まれ変わったWESTFIELD CENTURY CITYを大特集!(パート2)

Rendering courtesy of Westfield Century City

10億円の改装工事を経て、1.3ミリオンスクエア(約12万平方メートル)の広大な敷地を誇る巨大複合施設へと生まれ変わった Westfield Century City(以降WCC)。パート2も新たなWCCの魅力を掘り下げてご紹介していきますのでどうぞお楽しみに!

エンターテインメント業界の中心的企業や主要スタジオの近くに位置するWCCは、今後、イベントやコンサートなどが頻繁に開催され、多くの人々が集まる『ホットスポット』となるのではないかと言われています。コンサートやフードフェスティバル、映画のプレミア試写会やファションショーなど、小規模のイベントから大規模のイベントまで様々なイベントに対応できるように作られているWCCでは、今後、VIPのためのCocktail partyや業界関係者のパーティーなども頻繁に開催されることでしょう。


メインのイベント会場となる Atrium には、13メートルの高さのウッド・トレリス(木製の格子柵)があり、会場はスタイリッシュな雰囲気となっています。VIPエリアには特別な座席が設置されており、セレブリティによるミート&グリート(握手会)にぴったりのスペースとなっています。また、 Atrium の上方に設置されているタワーとブリッジのエリアは全体が見渡せるので、ポップアップイベントやライブブロードキャストなどに最適でしょう。グラミー賞、エミー賞、そしてトニー賞も受賞した経験のあるフィルム&テレビジョンプロデューサーのScott Sanders氏がWestfieldの新たなGlobal Entertainmentのトップに就任したことにより、今後、様々なイベントが開催されるのではないかと注目されています。

ARTS & CULTURE

地元出身の新人アーティストから世界的に有名なアーティストまで、Century Cityが様々なアーティストにとって最良のステージとなるよう、Westfieldは(企業として)L.Aのクリエイティブ・コミュニティーとの連携を強め、市民が楽しめるイベントを開催していくことに力を入れています。


つい最近、WestfieldとLos Angeles County Museum of Art(LACMA)は、今後長期にわたり業務提携を行っていくことを発表しました。この契約により、Century City で LACMA のアート作品が随時展示されていくこととなります。現在Century Cityには、第一弾としてWoods Davy氏のToluca、Jene Highsteinさんの Eolith I、そして Michael ToddのDaimaru XIが飾られており、これら3体の彫刻は、永久的に展示される予定だということです。今後も様々な作品が展示される予定なので、目が離せません。


Westfield Century Cityでは、 City of Los Angeles Department of Cultural Affairs (DCAロサンゼルスの文化庁)と協力し、カリフォルニア出身の著名アーティスト(セラミックの彫刻家)、Stan Bittersさんの作品も展示しています。 また、The Annenberg Space for Photographyと提携し、才能ある地元出身の写真家、Julia GaldoさんとCody Cloudさんの作品も展示しています。館内には革新的なアーティストでジャパニーズ・アメリカンのJun Kaneko氏による巨大な彫刻、「団子」も目にすることができます。

CUTTING EDGE TECHNOLOGY

Westfield Century Cityでは、全館で最先端のデジタルメディアや映像機器、音響システムが使用されています。今後ブロードキャストやイベントが増えることで、最新の設備が大いに役立っていくでしょう。
Century Cityでは、およそ30メートルあるという巨大なデジタルメディア・スクリーンに加え、約2メートルのスクリーンが39箇所に設置されています。これらのスクリーンを通して、ショップやブランドがリアルタイムでCMを流せるようになっており、来場者の購買意欲に今後大きな影響を与えるとみられています。

NEW STUDIO SERVICES FOR THE ENTERTAINMENT INDUSTRY

Westfield Century City(WCC)では、映画、テレビ、そして音楽業界をはじめとするエンターテインメント業界をサポートすべく、新たなサービス(ニュー・スタジオ・サービス)を打ち出しています。WCCがスタイルストやコスチュームデザイナーの「ホームベース」(拠点)となることで、エンターテインメント業界全体に貢献していくという構想だそうで、購入のコーディネートにはじまり、フィッティングの際のVIPやグリーンルームの提供、パーソナルショッピングサービス、テイラーサービス(カスタムメイド)、そしてシッピングサービスなど、様々なサービスを提供しています。場合によっては、センター内でのディナーの予約や、目的地までの送迎のコーディネートなども行ってくれるそうです。


エンターテインメント業界で働くコスチュームデザイナーや衣装部員のスタッフに対し、コンシェルジュ・レベルのサービスを実際に行うにあたって、WCCはCDGA(コスチュームデザイナーズ・ギルドアワード)とパートナーシップを組み、業務提携を行うことを発表しています。CDGAとともに、WCCのスペシャル・スタジオ・サービスの認知を広めることで、多くのCDGメンバーにサービスを利用してもらいたいと考えています。


新しく生まれ変わったWestfield Century Cityを詳しくご紹介している今回の特集、パート2はここまでとなります。次回パート3は最終回となりますのでどうぞお楽しみに!