ロサンゼルスの最高に美味しいサンドイッチを大特集!:パート1

Chicken Parm Sandwich at Cosa Buona | Photo by Joshua Lurie

パン2切れにバランスのとれた具材、そして想像力があれば、満足できるサンドイッチを作る事ができます。しかしながら、「最高に美味しいサンドイッチ」となると、自分ではなかなか作るのが難しいですよね。でもご心配なく。嬉しい事にロサンゼルスには、 Langer's Deli #19に Philippe the Original、 Cole's French dips、そして  Bay Cities Godmotheなど、最高に美味しいといわれる、クラシック・サンドイッチをサーブする伝説的なお店がたくさんあるのです。今回はそんな、「最高」と呼ばれるサンドイッチを提供するロサンゼルスの名店を一挙ご紹介致します!2部に分けてご紹介するので盛りだくさんですよ!最後までどうぞお楽しみに!

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Pig in a Blanket at Alimento | Photo by Dylan + Jeni, courtesy of Alimento

ALIMENTO

シルバーレイクの貯水池近くにあるAlimentoは、ガラス張りのフロントが目印のおしゃれなレストランです。レストランでは、Zarch Pollackシェフの作る、北イタリアのエッセンスを取り入れた奥深いメニューを楽しむ事ができます。Pig in a Blanketは、シェフがModenaにいた頃、深夜に頻繁に食べていたモルタデッラ(イタリアの伝統的なソーセージ・ハム)とストラッチーノチーズを使用したサンドイッチから生まれたユニークなメニューです。調理した(油で炒め焼き付けた)モルタデッラにマスタードシード、サマートマトジャム、カブのピクルス(brovada)、レッドワインビネガーにソフトでクリーミーな牛乳をトッピングし、固めのペイストリー生地でサンドしたら、Pig in a Blanketの出来上がりです。ウェイターによると「ドジャードッグをクールな(かっこいい)イタリアンの食材で作るとこうなります。」とのこと。ぜひおためしあれ!

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Toron Bäco at Bäco Mercat | Photo by Joshua Lurie

BÄCO MERCAT

Bäco Mercatは、世界的に有名なシェフ、Josef Centeno氏が、Downtown L.Aの旧銀行街に出店したレストランの第1号店です。カジュアルな店内では、季節感のある地中海料理を楽しむ事ができます。もちろん、Centenoシェフの代名詞ともいえるフラットブレッドサンドイッチ:bäcoもいただくことができます。オリジナルのbäcoは、ポーク、ビーフ・カルニータ、salbitxada(カタラン地方の伝統的なトマトソースでロメスコソースに似ている。Bäco Mercatではトマトにトーストしたアーモンドにチリ、ガーリック、レモンゼスト、シェリービネガーとオリーブオイルがブレンドされています)をフィーチャーしていました。新たなバージョンとして、favaビーンのフリッター、ソフトシェルクラブ、そして牛タンが加わりました。イチオシは、ジューシーなオックステイル(牛の尾)ハッシュ、チェダータルタル・トッツにパンチの効いたホースラディッシュ・ヨーグルト(西洋わさびヨーグルト)がサンドされた、Toron Bäcoです。Bäco Mercatでした食べる事のできない贅沢な逸品ですよ。

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Beef sandwich at Chubby Rice | Photo by Joshua Lurie

CHUBBY RICE

HawthorneにあるChubby Riceは、30年以上続くファミリー経営のお店です。中心的な存在となっているLinda Lauシェフは、以前Manhattan Beach PostやFishing With Dynamiteで調理場の副責任者として勤めた経験があり、Chubby Riceのメニューにモダンなエッセンスを加えるべく、日々奮闘しているといいます。つい最近、Chubby Riceのメニューに、台湾料理にインスパイアされて誕生したという、「special beef roll」が新たに加わりました。Special beef rollは、柔らかく、ゼラチン質の多い牛肉のスライスと海鮮醤、香草、大根のピクルスと薄切りキュウリをトーストしたtelera(ロールパンに似たパン)に挟んだ、風味豊かな一品となっています。アジア系ヌードルをサンドイッチにしたような、めずらしい一品ですよ。

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Bacalao at Cook's Tortas | Photo by Joshua Lurie

COOK’S TORTAS

Cook`s Tortasは、Montery parkに2008年にオープンした、スタイリッシュなサンドイッチショップです。店内には、白とグレーのファッショナブルなタイルが敷きつめられ、黒板スタイルのメニューボードがおかれ、500種類以上あるというサンドイッチメニューの中から、その日のメニューがセレクトされ、記載されています。ちなみに店名は、サンドイッチの生みの親であるサンドイッチ伯爵からの資金で、サンドイッチ島を発見したキャプテン・クックに由来しているそうです。Cook`s Tortasでは、Bouchonのベーカーとして勤務していた Patrick Aguirre氏の作る自家製チアバッタ・ブレッドを使用し、サンドイッチを作っています。挟む具材は山のものから海のものまでさまざまです。こだわりの製法で調理したノバスコシア州のタラと、ポテト、レッドオニオン、ガーリック、ペッパー、グリーンスパニッシュオリーブにパセリをオリーブオイルとともにミックスし、チアバッタブレッドにサンドしたBacalaoは、一度食べたら忘れられない、イチオシのメニューです。

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Chicken Parm Sandwich at Cosa Buona | Photo by Joshua Lurie

COSA BUONA

Cosa Buonaは、AlimentoのシェフでオーナのZach Pollack氏が手がける、Echo Parkにあるお店です。小さいながらもスタイリッシュ(45席)なCosa Buonaでは、イタリアンスタイルのアメリカンディッシュを心ゆくまでお楽しみいただけます。なぜか「前菜」のカテゴリーに記載されている、チキン・パーム・サンドイッチは、ボリューム満点のおすすめメニューです。モッツアレラチーズにくるんだフライした肉と、トマトソース、プロシュート、フレッシュバジルがトーストしたバンにはさまれ、トップには小さなイタリアの国旗が飾り付けられています。見た目にもおいしいこちらのサンドイッチ、インスタ映えもしそうですよね!

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Italian Stallion at Cricca’s Italian Deli & Subs | Photo by Joshua Lurie

CRICCA’S ITALIAN DELI & SUBS

Topanga Canyon Boulevardを南に進んでいくと、サンタモニカ山脈につく手前に、ストリップモールが現れます。このストリップモールには、 有名店であるBlinkie’s Donut Emporium や1969年にオープンした老舗店、Cricca’s Italian Deli & Subsが入っています。Cricca’s Italian Deli & Subsの店内はこじんまりとしていて、テーブルは5個のみ(サイドウォークにさらに2つ)となっています。デリケースにはバラエティ豊かなメニューがラインナップしていて、棚にはペパロニやエキストラ・バージンオリーブオイル、皮を剥いたイタリアントマトなどがならんでいます。Godfatherというサンドイッチが最も人気のメニューとなっていますが、シルベスター・スタローンが由来という Italian Stallionもイチオシです。ハムにターキーブレスト、サラミにペパロニ、プロヴォローネとスイスチーズ、レタス、スライスしたトマト、マヨネーズとイタリアンドレッシングをソフトなバン、またはサクサクしたロールに挟んだ贅沢なサンドイッチとなっています。ホットサンドメニューには、チキン・パームやソーセージ、ミートボールサンドイッチなどがあります。

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The Farmer at The Daily Dose | Photo by Joshua Lurie

THE DAILY DOSE

The Daily Doseは、Downtown L.Aのアートディストリクトにあるレンガ通りにひっそりと佇む穴場カフェです。数あるスペシャルメニューのなかでも特に人気があるのが、The Farmerです。The Farmerは、色彩豊かな旬の野菜を、Bread Loungeで焼かれたトーストしたカラマータオリーブブレッドにサンドした、総重量1パウンド(約454グラム)の巨大なベジタリアンサンドイッチです。季節によって野菜の種類は多少変わりますが、ローストしたスクワッシュ、トマト、沖縄産紫芋、achoチリジャム、ベガンペースト、クリーミーなブッラータチーズ、アヴォカド、自家製ベジパティなどがサンドされています。つい最近は、ビーツにブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ケールにオニオン、ガーリック、そしてスパイスを使用して作った、紫色のベジパティがフィーチャーされていたそうですよ。

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Lamb brain and duck tongue sandwich at Denj | Photo by Joshua Lurie

DENJ

Denj はテヘラン出身のFrank Mezloumiシェフとその家族で経営する、Woodland Hillsの小さなレストランです。以前まではMr.Cookという店名でしたが、現在はペルシャ語で「静かな安全な場所」という意味のDenjという店名に変わりました。Denjでは普段お目にかかれない、ユニークな具材をサンドした特製サンドイッチをいただくことができます。たとえば、Duck tongue and lamb brainは、ジューシーで香ばしいダックの舌とクリーミーなラムの脳みそと一緒に、酸味のある野菜のピクルス、生オニオン、トマトスライス、ガーリックスライスと香草をサンドした、なんともエキゾチックな一品です。濃厚なフレーバーの舌と脳みそを、爽やかな味わいの野菜と一緒にサンドすることで絶妙にバランスのとれた究極のサンドイッチとなっています。この機会にぜひ挑戦してみてください!

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Spicy Dom at Domingo’s Italian Deli | Photo by Joshua Lurie

DOMINGO’S ITALIAN DELI

自称「Valleyの小さなイタリア」というDomingo`s Italian Deliは、1948年から続く、老舗のデリです。創業者はPhyllis Domingo氏と Frank Domingo氏ですが、ここ数年の間で何度かオーナーが変わっており、現在は Carlo Ghalian氏が経営しています。デリの中には6つしかテーブルがなく、店内はかなりこじんまりとしています。看板メニューのSpicy Domは、スパイシーなジャルディにエーラ・スプレッド(ピクルス風酢漬けのタレ)をぬった田舎風の自家製チアバッタブレッドに、スパイシーなサラミ、スパイシーなハム、モルタデッラ(ソーセージハム)、ソプレサータ(イタリア版モツ煮)、プロヴォローネ、レッドオニオン、ペパロニ、ピクルス、オリーブ、トマト、レタス、そしてイタリアンドレッシングをサンドした、贅沢なサンドイッチです。一度食べたらヤミツキになる美味しさですよ!

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Fairfax sandwich at Eggslut | Photo by Joshua Lurie

EGGSLUT

EggSlutは、Grand Central MarketのBroadway 側に位置するオープンエアカウンターが目印の人気カフェです。店名からご想像できる通り、「Egg-卵」を使用したさまざまな料理を提供し、ファンを集めています。ブレックファストであれランチであれ、ほぼどのメニューにも、卵料理がついてきます。訪れるのにおすすめの時間帯はずばり、ブレックファストタイム。フワフワのスクランブルエッグにチャイブ(ハーブ)、とろけたチェダーチーズ、焦がしオニオンとスパイシーなスリラチャマヨを温かいブリオッシュ・バンに挟んだ、The Fairfaxという名の最高に美味しいサンドイッチをいただく事ができます。ちなみにサンドイッチ名のThe Fairfaxは、フードトラックとして創業したEggslut が、最初に営業を始めた地域名が由来となっているそうです。美食家たちをとりこにしている極上のサンドイッチをぜひご堪能ください!


ロサンゼルスの最高に美味しいサンドイッチをご紹介してきた今回の特集、いかがでしたか?どのお店のサンドイッチもおいしそうでしたよね!この機会にぜひ、各店舗の自慢の味をお楽しみください!