ロサンゼルスのおすすめピクニックスポットを大特集!(後半)

Picnic at the Getty Center | Photo courtesy of Isaac H., Flickr

一年のほとんどを晴天に恵まれるロサンゼルスでは、年間を通してピクニックが大人気です。ロサンゼルスでおすすめのピクニックスポットをご紹介している今回の特集、後半も素敵なスポットが登場しますので最後までどうぞお楽しみに!

Property of Discover Los Angeles
Los Angeles Zoo & Botanical Gardens

LOS ANGELES ZOO & BOTANICAL GARDENS

Griffith Parkにあるロサンゼルス・ズーは世界的に有名ですが、実はピクニックの名所なんです!動物園の中にはピクニックエリアが多数あり、早い者勝ちで設備を利用する事ができます。アルミ缶やガラス製品、壊れやすい素材のものや、ストローをふくめたプラスチック製のアイテムなどは、誤って檻に入り、動物たちを危険にさらす可能性ものあるので、持ち込み禁止となっています。ピクニックバスケットやクーラーボックスは持ち込み可能ですが、ロッカーがないのでご注意を。詳しい情報が知りたい方は、動物園のオフィシャルサイトをチェックしてみてくださいね!

Property of Discover Los Angeles
Hamlet | Photo courtesy of Independent Shakespeare Co., Facebook

THE OLD ZOO

ロサンゼルス・ズーはもともと別の場所に位置しており、1912年にGriffith Park Zooとしてオープンしました。動物園が移転し、ロサンゼルス・ズーとして1966年11月にオープンすると、Griffith Park Zooは閉園となりました。閉園はしたものの、中に設置されたケージや石造の洞窟など、全てがそのままとなっており、現在はOld Zooとして親しまれています。エリア内にはピクニックテーブルやバーベキュー用のグリルなどがあり、ピクニックスポットとしてとても人気があります。檻の中にテーブルが設置された、世界的に見てもかなりユニークなピクニックエリアがあるのも魅力です。2004年のアメリカ映画『俺たちニュースキャスター』では、クライマックスのシーンで登場しています。

1998年に結成された Independent Shakespear Co.は、2010年以来サマーフェスティバルをGriffith Parkで行っています。毎年6月から9月にかけて開催される Griffith Park Free Shakespear Festivalは、Old Zooの円形演技場に設置されたステージで行われます。来場者は早めに会場に訪れ、ピクニックを楽しんだり、ローカルアーティストによるオープニングアクトを観賞したりする事ができます。ファミリー向けのワークショップなどもショーの前に行っているので、ご家族で楽しんで頂くことができますよ。夏のイベントは全て参加費無料となっているので、スケジュールが空いている方はこの機会にぜひ足を運んでみてください!

Property of Discover Los Angeles
Picnic at the Getty Center | Photo courtesy of Isaac H., Flickr

GETTY CENTER

Brentwoodのヒルトップに位置し、年間130万人の人が訪れると言われるGetty Centerでは、世界最高峰の芸術作品を観賞し、素晴らしい建築物にふれ、パノラマビューの絶景を楽しむ事ができます。世界的に有名なアーティスト、Robert Irwin氏がデザインした中央ガーデン(Central Garden)は、名前の通りセンターの中央にあり、自然にできた渓谷と木々が連なる散歩道をフィーチャーした、美しい景観が魅力のガーデンとなっています。Irwin氏による文言  "Always changing, never twice the same,"(常に変化しており、2度と同じ事はない)という文章がプラザの床に刻印されており、訪れるものに、自然という生きたアートの素晴らしさを気付かさせてくれます。Central Gardenのとなりにはピクニックエリアがあるので、お弁当持参でピクニックをする、というのが人気です。ピクニックテーブルと整備された芝が設置されたピクニックエリアはLower tram Stationと呼ばれるスポットにあり、毎日閉館の30分前までオープンしています。

Property of Discover Los Angeles
Polo field at Will Rogers State Historic Park | Photo courtesy of Wikipedia

WILL ROGERS STATE HISTORIC PARK

Will Rogersは、1920年代〜30年代にかけて活躍したセレブリティです。チェロキー族の血を受けたカウボーイであり、コメディアン、ユーモア作家、社会評論家、ボードビル芸人、そして俳優として活躍し、世界的に有名となりました。Santa Monicaを中心に土地を買い進め、結果的に、Pacific Palisadesにある186エーカーの土地を購入しました。そこに、家族や友人、みんなでリラックスできる広大な農場を作り、大好きなライディングやローピング(カーボーイとして)を楽しみました。未亡人となったRogersの夫人、Bettyさんが1944年に亡くなったあとは、Will Rogers State Historic Park(ウィル・ロジャーズ州立歴史公園)となりました。 公園では、スタッフによるガイドツアーも行っています。公園では、乗馬関連のアクティビティーが盛んに行われています。パーク内には、ロサンゼルスで唯一の野外ポロフィールドがあり、4月から10月まではThe Will Rogers Polo Clubが、毎週末試合を行っています。乗馬レッスンは毎週月曜日から土曜日まで行われていて、馬を所有している方は日中、馬をパーク内に自由に持ち込む事ができます。園内には、グリル設備のついた広々としたピクニックエリアがあり、多くの人が訪れる事で知られています。

Property of Discover Los Angeles
Malibu Family Wines

MALIBU FAMILY WINES

Malibu Family Winesは、Semler家とDeJoria家がタグを組み経営している、人気のワイナリーです。Santa Monica山脈の頂上に位置するワイナリーは、とてもユニークな事で知られています。岩でゴツゴツとした山肌と、傾斜のきつい、南側の丘は、プレミアムなワイン用のブドウを栽培するのに、最適なのだとか。植付けは1997年、14エーカーの土地にCabernetとMerlot(カベルネ・メルロー共に赤ブドウ)を植える事から始まりました。現在は、61エーカーの土地に61000本のツルが植えられています。また種類もCabernet Sauvignon、Merlot、Syrah、Sauvignon Blanc、Mourvedre、Grenache、Viognier、そして Malbecの8種類に増えています。

Malibu Winesのテイスティングルームは、Santa Monicaから北に25マイル進んだ場所にあります。テイスティングルームは入場料無料となっていますので、どなたでもお気軽に立ち寄って頂けます。その際、ピクニック(またはノンーアルコールドリンク)の準備を持参し、テイスティングエリアにて楽しんで頂くことができます。1グループ(2〜4人)で最低でもワンボトルの購入が厳守となっていますのでお好みのワインをお買い求めください。敷地内ではテイスティングするワイン以外の飲酒は堅く禁止されていますのでご注意を。テイスティングは屋外で行われ、エリア一帯の天候が不安定なときもあるため、来場者には上に羽織るものやブランケットの持参をおすすめしています。Malibu Winesのテイスティングルームは、月曜日から木曜日までは午前11時から午後7時まで、金曜日と土曜日は午前10時から午後9時まで、日曜日は午前10時から午後7時までオープンしています。土曜日と日曜日は、年間を通してライブミュージックも楽しむ事ができます。また週末にはValet Parkingのサービスを行っており、無料シャトルが運行しています。

Property of Discover Los Angeles
Picnic at Polliwog Park | Instagram by @cooper_jenniferuk

POLLIWOG PARK

Redondo Avenueとマンハッタン・ビーチ・ブルーバードの角に位置する18エーカーのPolliwog Parkは、South Bayエリアで一番大きな公園です。パークの中心には大きな池があり、貴重な野生動物、そして野鳥が生息しています。池に面した円形劇場では、コンサートやパフォーマンス、ウェディングなど、年間を通してさまざまなイベントが行われています。ピクニックエリアには15台のピクニックテーブルがあり、そのうちの8台は事前予約(最低2時間で最大6名)をする事ができます。ピクニックエリアは毎日午前8時から夕暮れ時までオープンしています。2時間限定でかりる事のできるガゼボ(西洋風のあずまや)もあり、バースデーパーティーやアニバーサリー、家族での行事に利用される事の多い、人気スポットとなっています。パーク内にはその他にも、子供用のプレイエリア、マンハッタンビーチ・ボタニカル・ガーデン、City Historical Museum、9ホールのゴルフコース、Polliwog Park Dog runなどもあり、小さいお子さまから大人まで、一日中楽しんで頂ける憩いのスポットとなっています。

Property of Discover Los Angeles
The Force is strong with this young Padawan on his birthday at Brookside Park | Instagram by @jamesfayette

BROOKSIDE PARK

世界的に有名なRose Bowl Stadiumの南にある、61エーカーという広大な土地に広がるBrookside Parkは、Pasadenaで最も大きな公園です。Brookside Parkには多数のピクニックエリアがあり、そのほとんどにバーベキューピット(グリル)が設置されています。公園内には小ぶりの野球場が2つ、フットボール兼サッカー用のフィールド、テニス、バドミントン、ハンドボールのコート、そしてプレイエリアがあります。パークが管轄しているJackie Robinson Stadiumは、4200名収容可能な野球スタジアムで、施設内にはチームルーム、シャワーやロッカーも備え付けられています。Brookside Parkでは、Pasedeanaを代表するアトラクションの2つ、Rose Bowl Stadium Tours(ローズボールスタジアムツアー)とKidspace Museum(子供にとっての学習体験施設)も楽しんでいたく事ができます。

ロサンゼルスでおすすめのピクニックスポットをご紹介してきた今回の特集、いかがでしたか?ご紹介したスポットはどこもとても魅力的なので、ぜひこの機会にご家族や友人と足を運んでみてくださいね!