LA人気ミュージアムの入場料無料デーガイド!

L.Aでお得にアートを楽しもう!

Night view of Chris Burden's "Urban Light" at LACMA
Chris Burden - "Urban Light" (2008) at LACMA | Photo: Discover Los Angeles

L.Aには、世界最高峰といわれるミュージアムが多数ありますが、そのほとんどのミュージアムで、日にち限定で無料で入館できる日をもうけているのをご存知でしたか?古代文明の貴重な芸術品を展示するミュージアムからモダン・アートを展示する現代美術館まで、どのミュージアムがいつ入場無料デーを開催しているのかご紹介致します。

 

Grace Nicholson Building at the USC Pacific Asia Museum in Pasadena
Photo: USC Pacific Asia Museum

日曜日

ラテンアメリカアート博物館 (MOLAA)
1966年創立のMOLAAは、アメリカ合衆国で唯一、ラテンアメリカンのモダン&コンテンポラリー・アートに特化した美術館です。オープン当初からくらべると、敷地の面積は2倍となり、15000スクエアフット(約1394平方メートル)のスカルプチャー・ガーデン(銅像をフィーチャーしたガーデン)も増築されました。また、パーマネントコレクション(常設展の展示物)も大幅に増え、TamayoやMatta、Cruz-Diez、Los Carpinteros、そしてTungaといった世界的に有名なアーティストたちの作品が加わりました。毎週日曜日が入場無料です。
 

パシフィック・アジア美術館
こちらの美術館には、17000点におよぶ、アジア、そして太平洋に浮かぶ島々で見つかった貴重なアートや民族誌的な品々などのコレクションが収蔵されています。コレクションの中にはとても古いものもあり、展示物は5000年という広範囲にわたる年代から集められたものだといいます。毎月第2日曜日が入場無料で、毎週木曜日はご希望の入場料を支払うシステムです。

Night view of Chris Burden's "Urban Light" at LACMA
Chris Burden - "Urban Light" (2008) at LACMA | Photo: Discover Los Angeles

火曜日

オートリー博物館
グリフィス・パークにあるオートリー博物館は、ネイティブアメリカンの芸術品や工芸品、フィルム、歴史的に大変貴重な銃器、そして絵画などを展示しています。50000点にのぼる展示品の中には Southwest Museum of the American Indian Collectionのものも含まれており、ネイティブアメリカン関連のコレクションとしては、アメリカ国内において最大規模であり、最も貴重なコレクションであるといわれています。毎月第2火曜日が入場無料。また、オートリー会員、現役軍人、退役軍人、3歳以下のお子様は無料です。
 

デスカンソ・ガーデンズ
ラ・カニャーダ・フリントリッジにある広さ160エーカーのデカンソ・ガーデンズは、1936年に新聞王イライアス・マンチェスター・ボディによって造られたものので、彼は園芸や政治など多くのことに関心を持っていました。デカンソ・ガーデンズには、鳥の楽園、5エーカーのバラ園、日本庭園、水のガーデン、オークウッドランド、カリフォルニア・ガーデン、世界最大のツバキのコレクションなど、数多くの見どころがあります。毎月第3火曜日は入場無料です。


キッドスペース・チルドレンズ・ミュージアム
Caltech communityとPasadena junior Leagueのメンバーにより、1979年に設立されたキッドスペース・チルドレンズ・ミュージアムは、子供ならではの楽しいベントを通してアクティブに学ぶということを学習し、子供の可能性を育成することを目的としたミュージアムです。毎月第1火曜日の午後4時から8時まではFree Family Nightsとなっていて、世界各国の文化や伝統が学べるスペシャルなプログラムやパフォーマンスを、家族そろってお楽しみ頂くことができます。毎月第一金曜日の入場料が無料です。
 

ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)
アメリカ西海岸最大級の美術館であるLACMAは、古代から現代までの約13万点のコレクションを収蔵し、地理的世界と芸術のほぼ全歴史を網羅しています。毎月第2火曜日は入場無料。平日午後3時以降、ロサンゼルス郡在住でIDをお持ちの方は無料でご入場いただけます。メモリアルデーから勤労感謝の日までは、州兵と予備軍を含む現役の軍人とその家族は一般入場が無料です。

Noah's Ark exhibit at the Skirball Cultural Center
Noah's Ark | Photo: Skirball Cultural Center

木曜日

ハンティントン・ライブラリー
1919年設立のハンティントン・ライブラリーは、207エーカーという広大な土地に広がる、芸術と文化のオアシスとして親しまれています。テーマ別の美しいガーデン、温室、4つのアートギャラリーに、エレズミア写本の『カンタベリー物語』や、サイズの大きさから「ダブル・エレファント・フォリオ」と呼ばれる『アメリカの鳥類』の初版、また早版(初期に出版された)のシェイクスピア作品など、レアな書物(とても貴重)が保管されている図書館は、訪れるもの全てを魅了します。オンラインで予約でき、毎月第1木曜日が入場無料です。


全米日系人博物館
リトル東京内にある全米日系人博物館は、国際的にも認知された、唯一無二のミュージアムです。ミュージアムでは、アメリカに暮らす民族と文化の多様性にスポットをあて、その中で日系アメリカンがどのように暮らしてきたかを、展示品や特別プログラムや受賞経験のある有名なミュージアムストア、そしてリソース・センターなどを通して学ぶことができます。毎週木曜日が入場無料です。
 

スカーボール博物館
1996年に一般公開されて以来、世界で最もダイナミックな、ユダヤ人に関連したロサンゼルスの文化的施設であるといわれています。老若男女、どのようなバックグラウンドをもつ方でもウェルカムで、ユダヤ人の歴史や習慣などを分かりやすく解説した常設展にくわえ、特別展なども常時開催している美術館であり、教育施設です。毎週木曜日が入場無料です。

"Dueling Dinos" in the Grand Foyer of the Natural History Museum
"Dueling Dinos" at the Natural History Museum  |  Photo: Yuri Hasegawa

金曜日

ラ・ブレア・タールピッツ博物館
世界的に有名なラ・ブレア・タールピッツ博物館には、先史時代の5万年にわたる南カリフォルニアの歴史が息づいています。サーベルキャット、マンモス、地上性ナマケモノ、ウェスタンホース、ダイアウルフなどの骨格が発見されて以来、350万個の化石が黒い坑道から発見され、現在でも発掘現場では考古生物学者が常に作業を行っています。ロサンゼルス郡在住の方は、月曜日から金曜日の午後3時から5時まで、博物館への入場が無料になります。チケットは、博物館のチケットデスクまたはキオスクで、現地でのみ購入できます。


ロサンゼルス自然史博物館
エクスポジション公園にあるロサンゼルス自然史博物館は、世界でもっとも広範囲にわたる、高価なコレクション(自然と文化的歴史の産物)を保有する博物館の1つとして知られています。館内には3500万点を超える貴重な芸術品が収蔵してあり、中には45億年前のものもあるといいます。ロサンゼルス郡住在者向けの無料チケットは、月曜から金曜の午後3時から5時まで、博物館のチケットカウンターでお求めいただけます。

Griffith Observatory | Photo: Justin Donais, © Friends Of The Observatory
Griffith Observatory | Photo: Justin Donais, © Friends Of The Observatory

入場無料ミュージアム

ロサンゼルスの人気施設、グリフィス天文台、ゲティ・センター、ザ・ブロードも、年間を通じて入場無料です。ロサンゼルスの20以上の美術館・博物館が入場無料です。