L.A.で話題のニューウェーブ、モダンな中東レストランを大特集!(パート2)

Khachapouri | Photo courtesy of Momed, Facebook

中東レストランは現在ではジェームズ・ビアード財団賞を受賞するレストランまで登場し、メインストリームのレストランとして大変人気があります。今回は、そんな中東レストランの中でも、最近特に話題となっている、モダンな中東料理を提供するお店を紹介しています。パート1に引き続き、パート2もご期待ください! 

Property of Discover Los Angeles
Fried hen of the woods at Elf Cafe | Instagram by @elfcafe

ELF CAFE

Elf Cafeのオーナー、Scott Zwiezen氏はビーガンであり、元ミュージシャンというユニークな経歴を持つシェフです。10年ほど前、当時のバンドメンバーとElf Cafeをオープンした当初は、モダンな中東料理を提供するお店はほとんどなかったといいます。そのため、オープン当時からかなり注目される存在であったようです。Echo Park内にあるElf Cafeは、他の中東レストランとは全く違います。ここでは、お肉は一切取り扱っていません。穀類、パスタ、新鮮な野菜をふんだんに使った、奥深く革新的なメニューはファンが多く、一度食べたら忘れられない美味しさです。厨房を切り盛りするのは、シェフの Dave Martinez氏で、中東スタイルの味付けをフィーチャーし進化し続けるスペシャルなメニューを提供しています。種類豊富のワインもお食事との相性抜群なのでぜひおためしください。MUST EAT:lentil oyster mushroom ragout、allspice tomato sauce、San Joaquin gold cheese(オイスターマッシュルームのラグー、オールスパイスのトマトソース、サンホアキン・ゴールドチーズ)を使った自家製のパスタ・ボロネーズ、fried hen of the woods (フライした森の中の鶏:マッシュルーム、マッシュしたポテト、クリームド・ケール、ザータコーン)を使用した一品は、最高に美味しいですよ!

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Open faced falafel sandwich at Dune | Instagram by @dune_la

DUNE - ATWATER VILLAGE

Duneは、Elf Cafeのオーナー、Scott Zweizen氏が2015年にAtwater Villageに新たにオープンした人気店です。Zweizen氏が「最高傑作」とよぶ店自慢のファラフェルが話題をよび、オープンと同時に行列のできる店となりました。Duneのファラフェルには、Zweizen氏の長年研究してたどりついたという、こだわりがつまっています。生のオーガニックなひよこ豆を芽が出るのではというくらいまで水に浸し、種類豊富の野菜、シャロット、少量のチリと一緒に挽きます。(マッシュ)通常のファラフェルと違い、粉を使用しておらず、外はカリッと、中はふんわりとしているのに、油っぽくないのが特徴です。ファラフェルのみでも美味しいですが、ハマスがぬられた焼きたてのフラットブレットに、自家製ピクルス、マリネしたキャベツ、オニオン、ポテトストリング、タヒニと一緒に挟んで頂くのがおすすめです。ファラフェルの他にも、ラムボール、フライドチキン・shawarma(サンドイッチ)、ガルバンゾ・ビーンズと卵をスパイシートマトソースとともに調理した shakshukaなど、ポピュラーなメニューがならびます。お店自体はかなりこじんまりとしているので、テイクアウトする方も多いようです。ファラフェルの人気を受け、2017年2月には、Ace Hotel Downtown Los Angelesの向かいに2店舗目をオープンしました。MUST EAT:オーガニック・グリーンハーブ・ファラフェルはマストです!揚げたなすと卵、話す、キュウリとトマトのサラダ、ラディッシュとタヒニをフラットブレッドに挟んだSabichもおすすめですよ!

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Grilled beets with hazelnut, pomegranate molasses and labneh at Mh Zh | Photo by Karen Young

MH ZH

Mh Zhは、2017年3月にオープンしたレストランです。店名はマーゼイとよみ、ヘブライ語で「これ、なに?」を意味するのだとか。レンガ作りの小さなレストラン内に入るとオープンキッチンとカウンターがあり、野菜や花のピクルスなどが入れられた、カラフルな瓶が飾れています。お店のオーナー(兼シェフ)は何と26歳という若さ!Conor Shemtov氏はイスラエル人の父とアメリカ人の母のもとに生まれ、L.A.で育ちました。成長する過程で、イスラエルとL.A.を行ったり来たりしていたそうです。北アフリカ、シリア、イラク、レバノン、スペイン、イタリア、南仏の料理からインスピレーションを受けて生まれたという独創的なメニューは、すべて自己流で作っているのだとか。メニューは炭火で調理されるホットメニューと冷たいコールドメニューに分けられていて、野菜をフィーチャーした、ユニークで見た目にも美しいメニューは、多くの人のこころをとらえています。MUST EAT:グリルしたビーツとヘーゼルナッツ、ザクロの糖蜜とLabneh(ギリシャヨーグルト)、ラム・ラグーはどれも絶品ですよ!

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Khachapouri | Photo courtesy of Momed, Facebook

MOMED ATWATER VILLAGE

Momedは、モダンな中東レストランの代表格ともいえるお店です。トルコ、モロッコ、チュニジア、エジプト、ギリシャにイスラエルといった地域の伝統的な中東メニューに、カルフォルニア料理の要素を加え、モダンにアレンジしたメニューを提供しています。店名のMomedは、「modern Mediterranean」(モダンな地中海)の略であり、2010年の一店舗目(ビバリーヒルズ店)オープン当初、革新的なメニューを提供するお店として、大きく注目されました。人気が後押しし、2014年には2店舗目となるお店をAtwater Villageにオープンしました。7000スクエアフィート(約630平方メートル)という広々とした開放感のある店内には、アンティーク調の家具がならび、モロッコ製のタイルが敷きつめられています。所々にオリーブの木が飾られ、ハーブガーデンもあります。カクテル片手にリラックスするのに、ぴったりの場所です。Momedのシャクシュカ(トマトと玉ねぎの入ったスパイスソースで目玉焼きを調理した、イスラエル地方の家庭料理)は、ロサンゼルス一美味しいと定評があります。MUST EAT: もちろん、シャクシュカはマストです!クスクス、ドライ・アプリコット、アーモンド、ローストしたシャロットとチェリートマトと一緒にタジン鍋で煮込んだショートリブ・タジンもイチオシですよ!

 

イチオシですよ!

L.A.で話題のモダンな中東レストランをご紹介している今回の特集、次回は最終回となります!ラストにふさわしい、素敵なレストランが多数登場しますので最後までどうぞお見逃しなく!