LAマラソン体験レポート2012

モニターランナー 福住 砂織さん

2011年11月のこと
「LAマラソンは凄く楽しかった。また行きたいので来年か再来年行きましょうよ。」
そう誘ってくれたのは『2009年LAモニターランナー』の岡田さん。私は彼女の話を聞くと、すぐさまLAマラソンモードにスイッチON。早速、『LAマラソン抽選会』を目当てに「駒沢スタジアムLA親善RUN」にエントリーした。
それからと言うもの度々、神社・寺院に出向き、「当選祈願」をした。
なんと!奇跡は起きた!!ブラボー!!神様ありがとう!

数日後、スポンサーのK・SWISSさんよりシューズが届いた。日本のメーカーしか履いたこと無い私にとって正直不安だ。おそるおそる履き慣らしでジョギングしてみた。初めて履いたとは思えないくらいナイスなフィット感!凄く履きやすい!これなら安心して望める!!
出発1週間前から「LA天気予報」チェックが日課となった。しかし、LA滞在中を狙ったように雨、雨、雨、雨。LAマラソン、まさかの2年連続雨?そりゃ無いよ。
「悪天候を直前に快晴にする晴れ女」と言われる私だが、今回はさすがにお手上げだ。

そして、待ちに待った3月16日!
LAX空港到着。グレーな空、なんとか天気は持っている様子。
空港出ると正面にピンク色に染まった桜が見えた。今年初桜に出会えた♪桜に出迎えられて幸先良さそうな予感。
旅のスタートを飾ったのはフィッシャーマンズヴィレッジ、サンタモニカ観光だ。港にいる珍しい種類の鳥達も私達を出迎えてくれているようだ。
サンタモニカの綺麗な街並みや海辺もナイスだったが、あえて誰も紹介しないようなマニアックなことを紹介しよう。
GOLD-GYMに隣接している道路に面白い標識がある。【マッチョに注意】の標識だ!実際、タイミングよくGOLD-GYMから少し迫力あるマッチョ3人が出てきて、こちら指さしてニヤニヤと笑っていた。きっと彼らを怒らせたら車ごとボッコボコに・・・???ちなみにこちらのGOLD-GYMベニスビーチ店は、GOLDGYMの1号店とのこと。

そして、ピザランチを済まし、ワクワクドキドキの詰まったドジャースタジアムに到着する。ドジャースタジアムが受付場所って聞いただけでもときめき満載だ。
椰子の木に囲まれスケールの大きいスタジアムにワクワク。スタンド席からグラウンドを覗き込む、「うぉーっ!」吸い込まれそうな迫力だ。そして、開放的でいい感じ。写真スポットもありすぎて大忙しだ。実際ゲームを見てみたいな。

会場内に2台のホンダ車に沢山の人だかりができているのを発見。車体にLAマラソン参加者の名前が小さく書かれており、みんな一生懸命自分の名前を探しているのだ。私もMYNAMEを探して見たが、自分の名前を見つけることは出来なかった。非常に残念だ。
楽しいエキスポタイムもあっと言う間に終了してしまった。エキスポでの収穫はエネルギッシュな栄養補助食品のサンプリング!そして、LAマラソンオリジナルTシャツに一目惚れして購入!!早速本番で着よう。
その後、コダック・シアター&チャイニーズ・シアターを見学。周囲にはスーパーマンやスパイダーマンなどの映画のスターに仮装した人達が取り囲んでおり、お祭りモード満載だ。
チャイニーズ・シアターには超スーパースター達の「手型・足型・サイン」が象られたブロックタイルを見て興奮!「ドナルドダック」の足型まであり、お茶目だぁ♪
夕食はHard Rock Caf?でアメリカンディナー!「あしなが育英会」企画の東日本大震災で被害に遭われた学生達との懇親パーティに同席させていただいた。たくましく前向きに生きているしっかりとした学生達は、私よりもしっかりしているようにも思えた。たくましい彼らの元気とパワーを頂き心に響く懇親会であった。
満腹後には1日目最後の観光スポット!グリフィス展望台で夜景鑑賞。
お天気が良くなかった割には期待以上に綺麗な夜景が広がっている。晴れていれば、何倍も美しいLAの夜景に酔いしれることができたであろう。惜しい気持ちでいっぱいだ。

2日目、ユニバーサル・スタジオ!天気予報は的中し生憎の雨。ホテルからカッパを羽織っての出発となる。
今日は地下鉄での移動。ホームにも個性があり、高い天井、ライト、壁画等、駅それぞれに魅力がある。
ユニバーサル・スタジオに到着し、早速、一押しのアトラクション、スタジオツアーキングコング360を楽しむ。
「キングコングが大暴れで襲ってくる」だけのアトラクションだと思っていたら、「キングコング大暴れ」はほんの一部だ。実際に撮影に使われたスタジオをトラムに乗って見学するアトラクション。かなり広大な敷地を巡り、迫力・演出、笑い(?)も見所満載だ。もうひとつのお薦めはシンプソンズのアトラクション!童心に帰ったようにはしゃいでしまった。他にも数々のアトラクションを楽しみ、あっという間に夕方だ。
気がつけば雨はあがった。上を見上げると雲と雲の合間に青空。LAに来て初めての青空だ。「このまま晴れるといいね」
しかし、私はいっときの晴れ間だと思っていた。なぜなら、今朝TVで見た天気予報。『48HOURS RAIN』って文字が映しだされていたからだ。
贅沢は言わない。せめてゴールの時だけでも雨は止んでいて欲しい、そう願った。
夕食はおしゃれでスタイリッシュな感じのお店でのパスタパーティだ。
美味しいパスタをたくさんの種類を頂きカーボローディングばっちり。中でもエンジェルヘアーと言うパスタは凄く細くてソースの絡みも良く絶品だ。美味しいパスタ三昧、そしてビール・ワインで盛り上がる。あれ?フルマラソン前日は禁酒と決めていたはずなのにな。今回は例外?!
フルマラソン前日とは思えないハードな一日が終わった。今夜はぐっすり眠れるだろう。

ついにスーパーメインイベント!LAマラソン大会当日。
気持ちが高ぶったせいか、結局2時間くらいしか眠れなかった。
朝5時、夜明け前にホテルを出発する。現在、雨は降っていないが、暗くてよく雲の様子がわからない。やはりお天気が不安だ。
ライトアップされたドジャースタジアムが遠くからも煌々と光っているのが見える。
ライトアップしたスタジアムは日中見た姿と全く違う姿で、これもまた魅力的だ。
写真撮影、トイレ、荷物預けを済ませている間にあっと言う間に明るくなり、スタート整列の時間になってしまった。
スタート前の雰囲気は、当然のことながら日本の大会と全然違う。様々な国の方々がノリノリで、楽しそうだ?私自身の気持ちもいつもの大会と違う。いつものレースは緊張感でいっぱいだが、今回は緊張感より楽しみと嬉しい気持ちでイッパイである。
スタート直前、空を見上げる。お天気大丈夫かも?!
左側のポケットにギュッと詰め込んだビニールカッパ。カッパの出番が来ないことを祈る。

ついにスタートの瞬間がやってきた。大歓声の中、ゆっくりと進む。
26.2マイルの旅がスタートだ。これは現実だと実感し、目頭が熱くなった。

片側三車線程の広い道路をいっぱいに広がって走ることができる。
早速下り、スタート良し!勿論、その後すぐに恐怖の登り坂もある。先は長い!ゆっくりと昇って行く。
チャイナタウン・リトルトーキョーを駆け抜ける。序盤だけでも見所が満載で心身共に忙しい。
たまに見かけるボードに書かれている日本語のメッセージも新鮮な気持ちになる。
「ゼッケンに書いた名前」を見てくれて「SAORI頑張って」って聞こえて、手を振る。とても嬉しい瞬間だ。
5キロ付近で馴染みのある音がコースを響かせていた。あしなが育英会の和太鼓だ。
かっこいい!たくましい!日本の誇り!JAPAN万歳!

しばらく走ると正面にハリウッドサイン!お天気が悪かったらハリウッドサインは見られなかっただろうな。そう思いながら上空を見上げると青空だ。びっくり箱開けたような天気に感謝!「神様、みんなの願いを叶えてくれてありがとう。」
エイドで配布されているオレンジのパワーとハイタッチパワーで自分自身にエールを送る「頑張れ私!!」
15マイルを超えた頃、足の甲が痛み、靴紐の調整を何度かする。疲れもたまってきたようでだいぶ速度も落ちてきた。その瞬間に衝撃が走った。
「なんじゃこりゃー!」二度見、三度見入る。えーーっ!!なんとも言えないメイクをしたゲイ達が連なっている!ハイタッチ!!イエーイ!!
足の痛みも忘れてしまうくらい笑ってしまった。突然過ぎてカメラ構えることが出来なくて残念。今、思えば戻ってでも記念撮影するべきだった。
ゲイ達にパワーをいっぱい頂いた後は、噂のビバリーヒルズ!「ビバリーヒルズ青春白書」のイントロをご機嫌にリピートしながらキョロキョロと走る。高級ブティックが軒並み揃うロデオドライブでは「モデルや女優・セレブがたくさん買い物するのだろうなぁ。セレブになってみたい」なんて考えながら、ヒョコヒョコと駆け抜ける。
20マイルを通過。残り10㎞程度だ。通常1時間くらいでゴールを迎えるはず。
いつものレースなら「苦しいのはあと1時間。1時間後には笑顔の私がいる」って気持ちでなんとか頑張っている。
しかし、今回は違う。「あと10㎞しか無い。あと1時間でLAマラソンにピリオドが打たれてしまう。今日のこの景色を目に焼き付けて大切に走ろう!」そう思うと、涙腺が緩んできた。

23マイル地点、残り5キロの頃、風船をまとった5:30のペースメーカーに後方から追いつかれ、同じラインに並んだ。5:30のペースメーカーと一緒に走ろうかとも思ったが、「この集団で挫折したら5:30を切れない」・・・不安な気持ちが出てきた。残り5キロは5:30のペースメーカーと差をつけるように自分なりに少しハイペースで走ったかも知れない。
24マイル以降は強風が容赦なく襲撃してくる!
左に折れて海岸沿いに入るとたくさんのギャラリーがいた。
走るよりもギャラリーのほうが寒くて大変なはずだ。ありがとう!みんな!

25マイルのゲートを超えた!ラスト1.2マイルだ
このまま笑顔のままで走り続けよう!絶対笑顔でFINISH!を誓う。
苦しさと感動で目が笑えて無いと思いながらも、無理矢理笑顔を作る。
遠くにオレンジ色のフィニッシュゲートが見えた!
もう少し・・・あと少し・・・でも、終わっちゃう!!
色々な気持ちと強風と戦いながら、ギャラリーに手を振り、ハイタッチ。最後の力を振り絞りながら、テンションをMAXに持ち上げた!
そして、時計付きの大きいフィニッシュゲート!超えた!
JUMP!JUMP!JUMP!JUMP! 何度も飛び跳ねた。
ネットタイム5:28(グロスタイム5:37)ネットタイムはギリギリ5:30切れた。


フィニッシュ後は、おしゃれな完走メダルを頂き、さらにベーグル・ドリンク・フルーツを両手でも持ちきれないくらいたくさん頂いた。
みんなはどこかな?強風と闘いながら前進していく。少し歩くと皆の笑顔が見えた。強風になんか負けてないみんなの笑顔。みんなの笑顔には太陽のスポットライトが振り注いでいるようだった。
寒い中、待っていて下さって感謝!「ありがとうございます。」
そして、心に残るシーン。LA観光局の安達さんから花束を頂いた。
マラソン完走で花束を頂くのは初めてのことだったので感動でウルッと来てしまった。


完走後は、男性陣はNBA、女性陣はしゃぶしゃぶで打ち上げと別行動。
アメリカ牛のしゃぶしゃぶは、正直期待していなかったが、ジューシーでびっくりするほど美味しかった。前菜やデザートも凝っており、繊細な味付けで大満足のディナーだった。


いよいよ最終日となってしまった。朝食がLA最後の晩餐となる。
マンハッタンビーチのレストランでパンケーキとオムレツをいただく。まずダイナミックな量にびっくり!パンケーキもふんわりでおいしい。味もなかなか好みで良かったが、残念ながら完食出来なかった。大食いで無かったのが悔やまれる。
食後は、マンハッタンビーチをお散歩。
澄み渡る空と降り注ぐ太陽の光、果てしなく続く青い海。初日のどんよりしたお天気の海の景色とは全然違う。海岸沿いにはモダンな豪邸が建ち並ぶ。海岸沿いを爽やかに走リ抜けるアンジェリーノ。絵になる光景。最後に良い光景を心の中にインプットできた。


ついにLAとの別れの時。
さよならLA!!また会う日まで!
離陸時のジェット音が旅の終わりを告げた。


現実に帰った今、充分SLOW-RUNだったが、それでも、もっと、もっと、もっと大切に走れば良かったと思う。もっと、胸に焼き付けたかった。そして、ミニビール・ヤクルトのエイドを見逃したことや、ゲイ達との写真を撮影し忘れたことも心残りだ。観光・野球観戦・ショッピングなど、希望がつきない。
そうだ!今回は「予行練習」ってことにして、また近い未来、感動の「LAマラソン」に挑戦しよう!


最後に、LA観光局代表安達様、クリール編集長樋口様、エレファントツアー塩原様、カメラマン和田様、松田様、岡田様、濃厚な3泊5日間、楽しく貴重な体験をさせて頂きましてありがとうございました。良い記念・想い出となりました。
そして、K-SWISSさん、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

モニターランナー 松田 富康さん

心のそこから笑える 
そんな至福の レースが 至福の場所で開催される   
それが  LA マラソンを 走るということです。


2011年12月 11日 この手の抽選全く当たったことないし、勝負事からっきし弱く、まして2011年という全く運に見放された年の最後の最後に、なんとジャンケン勝ちでLAマラソンを走れることになったのだ。 この1つ出来事だけで、いい年だったと締めくくるに余りある幸運であつた。


明けて2012年 3月 16日、  アメリカン航空でのアクセス。
今までの体験から、アメリカの航空会社は、何でもおおざっぱな記憶が・・・。でも今回は、そんなことなく親切に対応してくれた。 ワン モア ビア プリーズにも、いやな顔せずに。


自身6回目のLAに到着。 寒い! しかも雨だし・・・少々不安な到着となった。
空港からマリナデルレィからベニスビーチと移動、この辺から、寒いけどLAに来ているんだと、気分上昇。そして、サンタモニカに。この風景に ゴールするのか~~  と感慨 。


スタート地点のドジャーズスタジアムへ。  
僕にはMLBの聖地。 なぜなら、野茂が、ドジャーズでトルネード旋風を巻き起こす、はるか前からのドジャーズフアン。そこがスタート地点とは、いい演出してくれるね、LAマラソン。球場内にも入れるので、上から下までスタジアムをすっかり堪能し、夕闇迫るハリウッドへ。
夕食は、今回のマラソンに震災地の学生を招待している、LA観光局主催の歓迎食事会に、同席させてもらう。その場所がなんと ハードロックカフェ。おいおい、観光局ってお役所じゃないの? その食事会が ハードロックカフェって、格好よすぎるLA。
食事会を楽しんだ後は、グリフィス天文台からの夜景見学、 曇り空の悪環境下だったけど感激した。 
そんな幸せ気分で、1日目終了。


2日目は 地下鉄を使い、ユニバーサルスタジオへ。
アメリカでの移動は、車が必需だけど、LAはこの地下鉄のおかげで、ハリウッドなど主な見所に、片道 $1.5で行けるので、観光しやすく助かる。
ユニバーサルスタジオは少々甘く見ていた。こんなに面白いとは、又 LAの魅力発見、人より大分遅かったけど。終日童心でLAを楽しみ、精神的にリラックス。
夜は、カーボローディングで、アメリカンサイズのパスタを平らげる、 もちろん、カリフォルニアワインと共に。これで明日の準備は万端、 後は天気だけを祈り 就寝。


3日目 いよいよ マラソン当日
朝5時に集合。天気は・・・雨降っていない。予報がいい方向に外れてくれた。
でも寒い~。


ドジャーズブルーにコーディネートし、スタート地点へ、スタート前のアメリカ国家斉唱の後 I love LA の合唱。   I love LA ♪  We love! ♪
NYが  シナトラの ニューヨークニューヨークなら、LAは ランディー ニューマンの I love LAだ。
僕らも大声で歌った、 We love と!


そしてスタート
体調的には、飲みすぎだからか、身体が重い。さすがカリフォルニアワイン、レース前を忘れさせるうまさだったぜ、と自己弁護。 だが気にならない、なぜなら、すでに歓喜の渦に巻きこまれて、感覚麻痺状態、その興奮状態でまずは、まずはダウンタウンへ。


今年は悪天候が予想されていたので、マイル毎のゲートが無いこともあって、全くペースが判らない。だから、もうタイムを気にせず走れる。 まあ今日の体調では、期待できないからの言い訳なのだが。


ハリウッドへ向かう。私設エイドが増える、 オレンジ チョコ好きなだけ取り放題、まるで オフィシャルののように数も量も十分過ぎる。  実は、この状況予測して、汗拭き用でなく、口拭き用としてリストバンドを装着していた。このリストバンド、ゴールした時にはオレンジ色に染まってしまていた。いやはや


それと今回ゼッケンに名前を“TOMMY”と 名前を入れた。これで給水所ごとで、名前を叫んでもらえた。  Go Tommy ,  You can do it,Tommy!  Go ahead  Tommy
聞き取れた時は手を上げて答える。Yes, I can do it と。


ハリウッド、ウエストウッド、ビバリーヒルズ、ロディオドライブ、コースはまさに観光コース。
ツアーでLA来た人なら必ず通る道、観光の目玉ルート しっかりとその風景を記憶に焼き付けて走る。


コースは終盤。ここで嬉しいエイドが、 なんとビール(一口だけど) がある。
思わず手を伸ばす、  ウ~ンもう 1つと、手を伸ばしかけたが 我慢 我慢、
でもこの一口だけでも、最高。


最初から 最後までの笑顔・歓喜の状態で、23マイルのゲートを発見。
残り3マイルは ゲートを設置してくれていた。そのゲートをくぐり、太平洋に続く緩やかな気持ちよい下り坂を、最後のそして最高の瞬間を迎えるべく走りを進める。沿岸に近づくにつれ風が強くなってきた、潮の香りが鼻をくすぐる。


いよいよ最後の直線。  空を見上げると、沿岸のパームツリーが、獲物がかかった
釣り竿のように、しなっているのが見える。 しかしコース上は人の壁で、風が感じられない。
その 強風を遮ってくれた人の壁から、耳が痛くなるほどの激励を受け ゴール


ハイ 、自己ワースト記録でした。
でも今までで最高に楽しいレース、 本当に。
出会ったどんな場面でも、笑いが出てきた。もちろん僕も笑顔だけど、周りも笑顔満載。
脚よりも 口角の筋肉の方が 疲労しているのじゃないかと思えるくらい 笑いながら走れた。感謝の意味も込めての笑顔を含めてだけど。 しつかり5時間、 LAマラソンを満喫した。
このレース、楽しんだものが勝者だと思う。だから 僕は勝者だと胸をはる。
まあ このマラソン楽しめないなんて事ないんじゃないかなとも思うけど。


ゴール後は、笑顔の子供たちから、メダルをかけてもらえる。サンキュウ!でも、君たちも大きくなったら 走るべきだよ。そうしたら、地元にこんなすばらしい大会があること、誇りに思えるからね。と心の中で話しかける。 もちろん笑顔のお返ししながら。


この至福の瞬間をいつまでも 味わっていたい気持ちのままホテルに戻る。当然 完走メダルを下げたままで。しばしの余韻の味わいながら休息後、NBA観戦へ ステイプルズセンターへ。ここは、ダウンタウンからだと徒歩でいけるので、マラソンの後でも無理せず予定できるのが、LAならでは。


この体験も感激。ホームタウンと言う言葉を実感できた。ムード最高、老若男女 皆で楽しむ姿 日本では体験しにくいな。何かメリットあるかなと、いやらしい考えでメダル下げて行った会場には、同じ考え、いや違う、自身の達成感と誇りでメダル下げている人が そこにも ここにも。 メダルの存在をお互い確認し、「お互いタフだね」の 笑顔の交換。 こんな充実した1日過ごせる場所って なかなかないよね。そして 歓喜の3日目終了。


帰国日の4日目
空港近くでの、マンハッタンビーチで、パンケーキとオムライスのセットと、そのセレブな雰囲気の朝食を満喫した後、いよいよ帰国へ、帰りもアメリカン航空で ワン モア ビア プリーズしながらの移動も満喫。


今こうして 帰国して数日経ったが、今だ興奮冷めやらずの状態に居る。
心底、本当に、2012年のLAマラソンを走れたこと感謝している。
大げさかも知れないけど、LAマラソンを走ることを、人生のなかで体験できたこと、
人生最後の走馬灯の、1シーンになること間違いないはずと、確信している。


だけど、この体験記、僕の歓喜を十分伝えられていないと思う。
だから  貴方で是非 1度 体験すべきです。
心の底から 笑いたければ 絶対走るべきです。
そして 語りあいたいですね LAマラソンそしてLAのことを
アメリカンビールかカリフォルニアワインを片手に。