LAで究極の贅沢メニュー

写真提供:Mélisse

フードトラックやハッピーアワーなど、誰でも手軽に楽しめるグルメが主流の昨今、高級志向のメニューが自慢のレストランでは、あの手この手でお客をとりいれような施策を講じています。最近では『Umami Burger』(旨味バーガー)や『$100 MNO Burger』といった、普通では考えられないような贅沢なバーガーを提供して話題を呼んでいるお店もあります。今回はそんな究極の贅沢を追求した、今話題の高級メニューをご紹介します!

Property of Discover Los Angeles
写真提供:Umami Burger

GOURMET BURGERS

Umami Burgerとはまさに日本語の『旨味』が由来となっているバーガーです。パティには牧草肥育で育てられ、21日間熟成された和牛を使用しています。旨味たっぷりのパティの上には、荒く削った白トリュフにオニオンジャム、ポルトワインを煮詰めたソースがかかっています。Umami Burger 開発者のAdam Feischman氏によると、とある知り合いのバースデーに究極のバーガーを作ろうとして出来上がったメニューだそうです。トリュフが入手可能なシーズンのみの限定レアメニューだそうですよ!

LAで一番高級なバーガー、Umamiバーガーを筆頭に、グルメバーガーといわれる高級志向のバーガーがLAで流行となる前から、贅沢なバーガとして注目を浴びてきたメニューがあります。Polo LoungeのGrilled Kobe Style Burger(グリルした神戸牛スタイルのバーガー)です。レストランマネージャーによると、10年ほど前、総料理長をつとめていた日本人のシェフによりメニューに加えられたのだとか。それ以来、お店の看板メニューとして、昼夜あわせて20〜30品というオーダーを受けているそうです。メニューを載せた当初は、$38というお値段が少々高く思われがちでしたが、現在はリーズナブルだと考えるお客様が多いのだそうです。ビバリーヒルズにあるホテル内の一角で、自分の好みにカスタムメイドまでできる最高級の品をいただけるとあれば、確かに納得のプライスかもしれないですね。チェダーチーズにアップルウッドベーコン、グリルオニオンに目玉焼きなどをトッピングでき、スイスチーズとマッシュルームソテーのオプションも人気だそうです。しかしながら最高級の牛肉をシンプルに味わいたい、とトマトとレタスのみのトッピングでいただく人も多いようですよ!

Property of Discover Los Angeles
写真提供:Yamashiro

PRIME BEEF

2006年のオープン以来、Wolfgang Puck氏のCUTはLA市内で一番のステーキを提供するお店、として定評を集めてきました。CUTに足を運ぶ際に必ず試して頂きたいのがRaw Beef Platterです。種類や部位の違う牛肉が並べられるそのプラターは美しいの一言!宮崎から直輸入した100%和牛に、リブアイ(8アウンス$155)、ニューヨークストリップ(6アウンス$135)、といった、類いまれなセレクションが並びます。

もう一店舗、牛肉でおすすめのお店といえば、Yamashiroでしょう。ヒマラヤの塩でいただくアメリカン・和牛ステーキはレストランから見える絶景に匹敵する価値があると言える、至極の一品です。$59というお値段で、前菜として楽しむ方もいますし、カップルなどの場合、シェアしていただくことも多いそうです。ちょうどいい加減に焼かれたお肉は旨味たっぷりで、ガーリックの風味と塩と最高にマッチします。一度は食べておきたい、LAの名物メニューです。

Property of Discover Los Angeles
写真提供:Petrossian

CAVIAR

キャビアときくと「高級食材」というのが頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?キャビアでおすすめなレストラン、といえばズバリPetrossianです。1920年にパリにオープンし、以来ニューヨークとウエストハリウッドに店舗を拡大したPetrossianは、卸売店兼レストランとして人気を集める老舗のお店です。初めて来店される方におすすめなのは、ますの卵とサーモンの卵、キャビアをテースティングできるアペタイザーメニューです。もっと贅沢に、キャビアを存分に味わいたい!という方には$60のプリフィックス・ブランチをおすすめします。キャビアはもちろんのこと、スモークされたますに、ニジマスの卵、サーモンの卵とスモークサーモンベーグル、などといった高級食材を楽しめる、絶品コースとなっています。しめのデザートはバニラパンナコッタとエスプレッソキャビア!これぞまさに贅沢の極みです!

Property of Discover Los Angeles
写真提供:casesimmons, Flickr

TASTING MENUS

日本ではあまりなじみのないTasting Menuですが、海外では人気をよんでいます。Tasing Menuとは小さなポーションの料理をコースでいただくメニューのことで、フランスの『テギュスタシオン』が元祖といわれています。最以降級のTasting menuがいただけると評判なのが、シェフ出身のカルフォルニアの要素を加えたフレンチがいただける、Melisseです。ここでのメニューは、どれも食通達をもうならせる美味しさとのこと。美食家ならばチェックしておきたいお店です。10品のコースがスタンダードで、それに加えベジタリアンのコースもあります。しかしながら、一番人気なのは『Carte Blanche』とよばれる、15品ほどいただけるTasting Menuだそうです。その日市場から仕入れた最高級の食材をふんだんに使用したメニューはどれも最高に美味しいのです!ロブスターボロネーズにスコッティーシュ・ウッド・ピジョン(鳩)とトリュフトーストなど、Melisseでしか味わえない料理が並びます。お値段は$250で、$95でワインも追加できます。

Melisse 以外で、もう一店舗ご紹介するとすれば、Two RodeoのUrasawaでしょう。LAの日本料理屋のなかでも最高級といわれるUrasawaにはメニューは存在しません。看板のお任せメニューはその日、シェフが仕入れた最上級の食材、素材を最高の形で提供する、20品以上からなる至極のコースとなっています。お値段は$395からと、かなりお高いですが、最高に美味しいトロ、24カラットゴールドでできた葉でアレンジされた豆腐、ウニやホタテ、甘エビなど、これでもかというくらい贅沢な食材がならぶ、まさに忘れられない体験になること間違いなしのコースです。

Property of Discover Los Angeles
写真提供:Red O

LIQUID GOLD

最後にご紹介するのはラグジュアリー感ただよう飲み物の数々です。

まずはTasting Kitchenの$20のマンハッタン。一杯にしては少々お高いこのドリンク、Abbot Kinneyという場所柄、というのもありますが、カクテルを作るのに使用されている材料がとっても豪華なんです!Thomas Handy barrel-proof ryeにCarpano Antica 、 Angostura bittersと、カクテル好きにはたまらない最高級の素材を、最高の腕をもつバーテンJustin Pike氏がミックスするとなったら、このお値段も納得でしょう。

その上を行くのがRed Oで提供している$100のマルガリータです。最上級テキーラの3種ブレンドとGrand MarnierCent Cinquitenaire、フレッシュなライムジュース、オーガニックアガベシロップ、ライムシャーベットでできたアイスキューブ、Louis XIIIのコニャックとオレンジジュースとPrunier D`orangeコニャックで作ったオレンジキャビアがミックスされた、贅沢な一杯です。ちなみにストローは珍しいステインレス製で、グラスには金色の縁取り(たべられます!)が施されています。金曜日と土曜日にしか提供していないというカクテル、『The Benjamin』、LAならではの想いで作りにいかがでしょうか?!

Montage Beverly HillsのScarpettaの上階にある£10 (aka Ten Pound)は、アメリカで唯一、スコッチを代表するシングルモルトウィスキー、マッカランを提供するお店といわれています。最低でも$50のオーダーを、というシステムですが、カクテルは一杯大体$30からなので、2、3杯飲めば大丈夫。$30の15年もののマッカランのファイン・オークから、64年ものの、1ボトル$64000ドルのものまで、種類豊富にストックされています。ウィスキー好きにはたまらないお店ですね!

 

今回の贅沢なお食事特集、いかがでしたか?大切な人とのお食事や記念日に、もってこいのお店が多数でしたね!ぜひ一度足を運んでみて下さい!最高級のおもてなしに、大満足すること間違いなしですよ!