LAでセクシャルマイノリティのランドマークを回ってみよう！

LAにはテーマパークをはじめとするありとあらゆるエンターテインメント施設や、ハリウッドセレブたちがこぞって通うお店など数々の観光スポットがあります。そんな中、LAは世界的にもいち早くゲイ＆レズビアンのコミュニティが出来上がった街で、セクシャルマイノリティの歴史を語る上で欠かすことのできない地でもあります。近年日本でもセクシュアルマイノリティへの理解が徐々に浸透しつつありますが、見聞をより広げるためにもLAでゲイ＆レズビアン・コミュニティのランドマークと呼ばれる名所を回ってみましょう！

5thとHillの交差点に位置するPershing Squareは、舗装されるずっと前からゲイ男性の集まる場所とされてきました。セクシュアルマイノリティに対する世間の風当たりが厳しかった時代、近くにあるMillenium Biltmore Hotelのバーはゲイの男性が唯一、人の目を気にすることなく集まることの許された公の場所として知られていました。Millenium Biltmore Hotelは、1923年のオープン以来、大統領やハリウッドスターを含む数々の著名人を迎えてきたことで知られる老舗の高級ホテルです。ぜひ一度足を運んでみてください！

University of South Californiaのキャンパスには世界で一番大きいLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クイアー）の歴史資料や本などを集めた図書館があります。2階建ての図書館には、セクシュアルマイノリティに関するありとあらゆる資料が揃っていて、時代の変化とともに文化の中にどのように受け入れられてきたのかなどが細かく分かります。One National Gay&Lesbian ArchivesはLAダウンタウンのゲイ・コミュニティーセンターとしても知られていて、展示会やアートショーなど、様々な催しも開催しています。

L.A. Gay & Lesbian Centerのアート支部として知られるThe Village at Ed Gould Plazaは、ゲイの人たち専門の市役所的な役割を持ちながら、アートセンターとしてシアターやギャラリーを保有する複合施設です。ギャラリーは一般にも公開していて無料で観覧することができ、シアターでは才能あるLGBTQの出演者たちによるパフォーマンスを見ることができます。

アメリカ国内で最も歴史の長いゲイ＆レズビアンシアターといわれるのがCelebration Theatreで、有名なミュージカル『Naked Boys』はここで誕生しました。他にも数多くの作品を輩出しており、２５年以上に渡って人々を魅了し続けています。ここでのショーは辛口で知られる批評家たちも「五つ星」と口を揃えていうほどクオリティが高く、一度見たらファンになること間違いなしです！

Pico地区の中心に位置し、現在は活気溢れるダンスクラブ兼コミュニティーセンターとして人気を集めるJewel`s Catch Oneは、1972年にアフリカンアメリカン（黒人）のゲイ＆レズビアン専用クラブとして誕生した老舗スポットです。こちらのクラブでの収益はほとんどが隣にある医療機関『Village Health Foundation』に寄付されています。Village Health Foundationは、出身やルーツ、セクシュアリティに関係なく、誰でも無料で診察してくれる非営利の医療クリニックとして、医者に通う資金のない人々を助けています。