LAでおすすめのブリトーBEST10！（後編）

メキシコ系移民たちにはじまり、現在ではロサンゼルスのソウルフードとなりつつあるブリトー。インターナショナルな文化が根付くLAでは、中身の具にアジアンを取り入れたブリトーなど、バラエティ豊かなブリトーを見つけることができます。今回もそんなLAのおすすめブリトーをご紹介します！

Cesar Chavez Avenueと710 Freewayの交差点にあるLa Azteca Tortilleriaは1945年から続く老舗店です。2010年にスタッフが入れ替わってからは家族で経営しているフレンドリーなお店です。メインのダイニングルームにはメキシコ原住民のアズテック族の女性を描いた壁画があり、入ると同時に目を引きます。ケサディーヤ、ブリトー、共に自家製のトルティーヤが味の決め手。一番人気は卵がぬられたジャックチーズと牛肉、ピントビーンズとピコデガヨがコシのあるトルティーヤに包まれたChile Rellenoです。スパイシーな自家製サルサとの相性も抜群のパンチのある一品です！

Lucky Boyは1961年にパサデナにオープンし、現在はArroyo Parkwayに移転したお店です。現在のお店には開放感あるパティオがあり、LAならではの心地いい空間が広がっているので連日人で賑わっています。メニューの種類が豊富なことで有名ですが、半数以上の人がお店の看板メニュー『Breakfast Burrito』を注文するのだそうです。Breakfast Burritoはお好みのお肉（ハム、ベーコン、ソーセージ）とポテト、チェダーチーズがグリルされたトルティーヤに包まれたリッチな一品。一度食べたら病みつきになるその味は地元民の心をつかんで離しません！

Lupe's#2は1972年にイーストLAにオープンして以来、地域の人々に愛され続ける老舗のブリトースタンドです。お店はSerbian Cemetery近くにあり、店内はどことなくレトロなインテリアで統一されています。濃厚なチーズがたまらないデラックス・チーズ・ブリトーもおすすめなのですが、一番人気はなんといっても『Red&Beef』です。柔らかい肉厚ビーフと真っ赤な自家製サルサが絶妙にマッチした至極の一品となっています。かなりスパイシーなので、もう少しマイルドなものが食べたい、という方にはマイルドなサルサを使用した『Green&Beef』をおすすめします！

『魂のこもったメキシカンフード』を提供するSky's Gourmet Tacosは、ジャズ・ベーシストCharlie Burrellを父にもつBarbara J.Sky Burrellシェフが1992年にオープンしたお店です。スパイスの効いた絶品メキシコ料理が頂けると地域でも有名な人気店です。Burrellシェフによると、ケサディーヤもタコスもブリトーも、中身やトッピングが違うだけで基本的にはトルティーヤのバリエーションということで一致しているのだとか。Sky's Gourmet Tacosの最大の特徴は、ブリトーが包まれていない状態で提供されること。最初は戸惑う方もいるかもしれませんが、そのお味はピカイチ！特におすすめなのが通常の2倍の量のエビが入った『Super Shrimpブリトー』です。チリ、クミン、ガーリック、オレガノの効いた風味豊かなソースがすべての素材の旨味を引き出す、最高の一品です。

West Adams にあるTaqueria Los Anayaは、メキシコのグアダラハラ出身の3兄弟が経営する人気レストランです。店内に入ると、まず目を引くのがオレンジ色の壁に飾られたメキシコの革命家、パンチョ・ビリャの写真です。メキシカン・ライス、豆、オニオン、コリアンダーとグアコモーレが入ったお肉たっぷりのブリトーは旨味が凝縮したおすすめの一品です。サルサVerdeとピリっとした辛味が効いた豚のタンも人気ですので、ぜひ一度お試しください！