Highland Parkの穴場スポットを大特集!(パート3)

he Judson Studios | Photo courtesy of Michael Locke, Flick

L.A.でもっとも古い歴史を持つ居住区の1つ、ハイランドパークの隠れ家的スポットをご紹介している今回の特集の最終回!今回紹介する知られざるアメリカ合衆国歴史登録財は見ごたえのあるものばかりです。お楽しみに!

Property of Discover Los Angeles
Lummis House | Photo courtesy of Wikipedia

LUMMIS HOME AND GARDENS

Charles Fletcher Lummis (チャールズ・フレッチャー・ラミ氏) は、アメリカの有名な作家、そして写真家で、ネイティブアメリカンの人権擁護活動家として活躍した歴史的人物です。彼は Los Angeles Timesの初代編集者でもあり、のちにロサンゼルス・パブリック・ライブラリー(公共図書館)のライブラリアン(司書)をつとめました。1907年には、Southwest Museum of the American Indianを創設しました。現在は Historic Southwest Museum Mt. Washington Campus of the Autry National Centerとして知られています。ラミ氏は、1898年から1910年の間に、Arroyo Secoの西側の土手に自身の邸宅を建築しました。Arroyoで産出した石を使い、Pueblo Indiansが用いたデザインをモチーフに作られたという家は、ラミ氏の南西アメリカに対する愛をよくあらわしています。家の中にある木製の家具や露出している梁、コンクリートの床などは、Arts & Craft ムーブメント(イギリスの詩人、思想家、デザイナーであるウィリアム・モリスが主導したデザイン運動で美術工芸運動ともいう。1880年代から始まりました。)の初期を感じさます。The Lummis House(ラミ氏の家)は、1970年9月に Los Angeles Historic-Cultural Monument(ロサンゼルス歴史文化モニュメント)に制定されており、1971年の5月にアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されました。The Lummis Houseは、Historical society of Southern California が運営しており、金曜日から日曜日までの正午(12時)から午後16時まで、一般公開されています。歴史を感じる素敵な空間ですのでぜひ足を運んでみてください。

詳細はこちら http://www.discoverlosangeles.com/what-to-do/los-angeles-police-museum

Property of Discover Los Angeles
Smith Estate | Photo courtesy of Wikipedia

SMITH ESTATE

El Mio Driveの丘の上に立つthe Smith Estateは、1887年に建てられたビクトリアン・ハウス(ビクトリア朝スタイルの家)です。デザインは、18世紀前期のアン女王の時代にイギリスで生まれた様式を起源とした、クイーン・アン様式となっています。こちらの邸宅は、もとは David Patterson Hatch氏という有名な判事のために建てられましたが、後々は、ロサンゼルス鉄道のトップをつとめた Charles Warren Smith氏のものとなり、60年代まで同氏が所有していました。邸宅名の SmithはSmith氏のことを指しています。1988年に、当時副市長だったMichael Gage氏が買収し、その後、現在のオーナーである Parker夫妻の手にわたりました。Smith Estateは、1964年のカルト映画、Spider Babyをはじめ、さまざまな映画に登場しています。1975年にはロサンゼルス歴史文化モニュメントに認定され、1982年10月には、アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されました。

詳細はこちら http://www.discoverlosangeles.com/what-to-do/smith-estate

Property of Discover Los Angeles
The Autry Historic Southwest Museum Mt. Washington Campus

THE AUTRY HISTORIC SOUTHWEST MUSEUM MT. WASHINGTON CAMPUS

前出のラミ氏の邸宅が登場した際にもご紹介しましたが、現在 Autry Museum of the American Westの一部となっているthe Southwest Museumは、1907年に Charles Fletcher Lummis(チャールス・フレッチャー・ラミ)氏によって創設されました。ラミ氏は、旅をする中で、ネイティブアメリカンに関する品物や、先コロンブス期(コロンブス到来より前の時代)の歴史的産物を数多く集めていました。これらの品々は1914年、ミュージアムの一般公開と同時に展示される様になりました。現在、こちらのミュージアムは、ネイティブ・アメリカンに関する資料の点数では、アメリカ国内で2番目に多く、世界最高峰のコレクションをほこるといわれています。Arroyo Secoを望む事のできるヒルトップのロケーションは格別で、ミュージアムからの景色は、訪れるもの全てを魅了します。1912年から1914年間での間で建設されたスペイン様式(建築デザイン)のミュージアムは、1984年にロサンゼルス歴史文化モニュメントに、そして2004年には、アメリカ合衆国国家歴史登録財に認定されています。美術館は毎週土曜日限定で、午前10時から午後4時までオープン(一般公開)しています。入場料は無料となっていますので、どうぞお気軽に足をお運びください!

詳細はこちら http://www.discoverlosangeles.com/what-to-do/autry-historic-southwest-m…

Property of Discover Los Angeles
Photo courtesy of Wombleton Records, Facebook

WOMBLETON RECORDS

Wombleton Recordsは、2010年9月にYork Boulevardにオープンしましたユニークなレコードショップです。2011年には、LA WeeklyがBest Indie Record Store(ベスト・インディーズ・レコードショップ)に選んだことで、大きな注目を集めました。Wombletonでは、オリジナルのビニール・プレス(レコード)をストックしており、レアなLPなども取り扱っています。店内はビクトリア朝スタイルを思わせるクラシックなスタイルに観葉植物、ウッドシェルフなどを取り入れた、おしゃれな雰囲気となっています。1970年代のデザイン要素も取り入れているので、程よくレトロな感じがするのも素敵です。日本では入手困難なお宝レコードも見つかるかもしれませんよ!

詳細はこちら http://www.discoverlosangeles.com/what-to-do/wombleton-records

Highland Parkの穴場スポットをご紹介してきた今回の特集、いかがでしたか?アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されている歴史的建築物が多い事に驚かれた方も多いのではないでしょうか? 歴史ある過去の産物からは、奥深いアメリカの歴史を学ぶ事ができます。ぜひこの機会に、ゆっくりと街を散策してみてください!