ハッピーアワーでお得にLAを満喫しよう！（前半）

今、ロサンゼルスでは新しいスタイルの「ハッピーアワー」（リバース・ハッピーアワー）が注目を集めています。「あまりおいしくはないけれど安いのが魅力」といった、これまでのハッピーアワーのイメージはもう古いのです。あの名店のあのメニューも、時間帯によってはとってもお得にいただけちゃうんです。現在、ロサンゼルスでは、多くのレストランが、通常の時間帯とは異なったハッピーアワーを展開しています。店舗によっては、かなり遅い時間にハッピーアワーを開催しているお店もありますが、昼の時間帯や夕刻時に行っているお店も増えてきています。今回は、通常とは違う時間帯にハッピーアワーを展開している、話題のお店を一挙ご紹介します！前半・後半と2パートに分けてお届けしますのでどうぞお楽しみに！

有名シェフ、Josef Centeno氏が手掛ける、Downtown L.AのTex-Mex(テキサス＆メキシカン）スタイルのレストラン、Bar Amá では、Super Nacho Hourが大人気です。毎週月曜日から金曜日の午後10時から閉店まで開催されるこちらのハッピーアワーでは、スモールプレートのメニューを$5ドル〜＄7ドルの設定で楽しむことができます。3種（ヴィーガン、ベジタリアン、肉入り）のスーパーナチョス、グアカモーレとチップス、豆とチーズのケサディーヤ、チキン、またはキィエルバサ（ポーランドのソーセージ）のタコス、ショートリブ・タキート、Centeno氏がアレンジを加えたNana`s Frito Pieなど、定番の人気メニューをお得にいただくことができますよ。ドリンクは$4ドル代からスタート。ポピュラーなカクテル、Negra Modelは$4ドル、Micheladaは$5ドルとなっています。グラスワイン、またはマルガリータは一杯$9ドルとなっています。

Barbrixは、シルバーレイクに位置する、素敵なパティオが印象的なスタイリッシュなレストランです。こちらのワインバーでは、毎週日曜日から木曜日までの午後10時から午前1時30までの間、とってもお得なハッピーアワーを開催しています。ワンプレート$3〜$4ドルで、フライドエッグの乗ったシューストリングフライや、焼きししとう、小さなスパニッシュソーセージを痔ジョンマスタードでいただくcabtimpalitos、フライド・カラマリなどを楽しむことができます。ガッツリ食べたい、という方には、$7ドルのポークネリー・バオ（豚バラのサンドイッチ）、または$8ドルのBarbrixバーガー＆フライをおすすめします。また月曜日の夜は、オイスターを（なんと！）$1で提供しています。セレクトワインもこの時間帯は半額になります。大人なムードただよう店内で楽しい時間をお過ごしください！

Bodega Wine Barは、サンタモニカとパサデナに店舗を展開する、おしゃれなバーラウンジです。こちらでは、毎週日曜日から木曜日までの午後10時から午前1時半まで、レイトナイト・ハッピーアワーを開催しています。ビールは＄3ドル、ワインは＄5ドル、Soju(韓国のお酒）は$6ドルという設定になっています。bruschetta（ガーリックブレッド）とオリーブtapenade（ケーパー・黒オリーブ・アンチョビーを裏ごしにしてオリーブ油を入れたスプレッド）、ハマスとピタパン、ローストポテト添え、といったメニューを$6ドルで、マルゲリータ、ペパロニ、またはマッシュルームピザを$8ドルで堪能することができます。日曜日はゲームナイト、火曜日はタコスナイトというように、毎晩イベントを開催しているので、そちらも要チェックですよ！

店名通りヴェニスにある人気店、Chaya Veniceは、最近リノベーションを経て、新たに生まれ変わりました。杉でできたテーブルに、ガラスペンダントを使用したランプ、スタイリッシュなスピンドル・バックチェア、レザーソファに美しいウッド・フローリングを取り入れた店内は、モダンで洗練された雰囲気となっています。Chaya Veniceでは、毎日、午後5時スタートで、all night happy hour(へ移転までのハッピーアワー）を開催しています。スモールプレートメニューにビール、カクテル、冷酒を$8ドルでいただくことができます。サモーン・セビーチェにソイ・ジンジャー・チキン唐揚げ、アワビの刺身、ラム・ミートボール、ポケ（ハワイの魚介サラダ）、カレー味のカシューハマス、など、日本人シェフのYuichi Natori氏が織りなす居酒屋スタイルのメニューはどれも美味しいと定評があります。お供のドリンクには、新たにメニューに加わった、フルーツベースの創作カクテルがおすすめです。ライチ・マルティーニやブラッド・オレンジ・サワーなど、爽やかで夏にぴったりですよ。ハウスワインはグラスで＄5となっています。ちょっと贅沢したい気分、という方は、通常のバーメニューもぜひおためしください！お寿司や刺身、オイスターにアラスカ産クラブのアボカドトーストなどの人気メニューをお楽しみいただけますよ。　

Crossroadsは、シェフで著者のTal Ronnen氏がメルローズアヴェニューにかまえるビーガン・レストランです。スタイリッシュで洗練されていて、トレンドセッターとしても注目されているレストラン、Crossroads。ビーガン・レストランでありながら、メニューはバラエティにとんでいて、とても美味しい創作メニューを堪能することができます。Crossroadsのハッピーアワーは、毎晩午後10時から開催されています。The Late Night Bar Menuと題して、$3ドルから$12ドルの設定で、さまざまなメニューを提供しています。人気看板メニューの１つ、「ピートボール・ピザ」や、バッファロー・舞茸マッシュルームと自家製ブルーチーズ、甘党にはたまらない、ホットファッジとバタースコッチカシュー・プラリネのハーモニーが最高のオールド・スクール・サンデーなど、ここでしかいただけないスペシャルなメニューをご堪能ください。テキーラにクラカオ、オレンジビターをブレンドしたカクテル、Dirty Deedsをはじめとするクラフトカクテル、またグラスワインを$8で、ビールを$5ドルでオーダーすることができます。$10ドルのビールとウィスキーのショット・セットもポピュラーですよ。ぜひおためしあれ！

独自のハッピーアワーを展開する話題のお店をご紹介している今回の特集、前半はここまでとなります。後半も素敵なお店がたくさん登場しますので、どうぞお楽しみに！