dine L.A. レストランウィーク特集：ウェストサイド(前編)

LAのウェストサイドといえば、クオリティーの高いホテルにレストラン、世界一流のアトラクション施設があり、通年を通して話題のイベントを多数開催している、活気に溢れた地域として有名です。特にウエストサイドのダイニングシーンは、美食家のみならず、多くの人を魅了し、常に話題を集めています。そんなウェストサイドのダイニングシーンが最も賑わうのが「レストランウィーク」の時期といわれています。今回は「レストランウィーク」に参加したレストランにスポットをあて、この時期開催していたイベントや、おすすめのホテルと同時に詳しくご紹介しちゃいます。お楽しみに！

Aestusはサンタモニカ中心地にあるレストランで、シェフAlex Ageneau氏による、季節限定の旬の素材を使った創作アメリカンが頂けるお店です。Aestusのワインディレクターでレストランの共同マネジャーでもあるKevin O`Connor氏によって選ばれた新旧のワインリストも種類豊富で、カクテルもおいしいと定評があります。「レストランウィーク・ランチ」は、スモークサーモン、チキンキノアボール、蒸したムール貝からメインを選べる2品のコースとなっていて、デザートにはmillet（栄養価の高い穀物）プリンかチョコレートガナッシュから選ぶことができます。ディナーはまず前菜にビーフタルタルかローストされたキャロット、ハマチを選び、メインには squid ink capellini（イカスミのカッペリーニ） striped bass "a la plancha,"（バスのグリル） or grass fed flatiron steak（草食の牛を使ったステーキ）の３品から1つを選ぶことができます。デザートはランチと同様、milletプリンかチョコレートガナッシュの2種類から選びます。

Pico BoulevardにあるFreddy Smalls Bar + Kitchenは多くの人が訪れる、賑やかなレストランです。クラフトカクテルとビールが美味しいと評判のこちらのレストランでは、農家直送の新鮮な素材を使ったイタリアンメニューを楽しむことができます。また、その名も「5 for 5」というハピーアワーは、ウェストサイドでは1位、2位を争う人気です。レストランウィークのランチメニューは「chopped house saladー自家製サラダ」、または「Caeser saladーシーザーサラダ」からスタートします。2品目はサンドイッチとなっていて、放し飼いされた地鶏とパルメザンチーズのサンドイッチか、Freddy`s ミートボールサンドイッチから選ぶことができます。ディナーは自家製チョップド・サラダ、またはFreddy`sミートボールから選ぶことができ、前菜にチキン・パルメザンかなすのパルメザンをチョイスできます。人気店なので一度は訪れておきたいスポットです 

West 3rd StreetにあるGustoは、2012年Esquire Magazineで「Best New Restaurants in America-アメリカ一の最新レストラン」に選ばれたことのある有名店です。38席のこじんまりとした空間で、敏腕シェフVic Casanova氏の作る、「放し飼い」されたフレッシュな食材をフィーチャーした創作イタリアンをいただくことができます。イタリア全土から選び抜かれた、シェフおすすめのワインを集めたワインセレクションも人気があります。レストランウィークのランチは、まずはローカル産のBurrataチーズを使ったクロスティーニ（小トースト）、トマトソースとlocatelli pecorino（チーズ）で頂くmeatballs al forgo(オーブンで焼いたミートボール）、レモンアンチョビ・ビネグレットとクルトン、パルメジャンチーズで頂く、甘みのあるレタスのサラダ、の３品から選ぶ、前菜からスタートします。2品目はBucatini all'amatriciana（ブカティーニのアマトリーチェ風 ）、Mary`s Free range chicken（Maryの放し飼いされたチキン）、イングリッシュピー、リコッタ、パルメジャンチーズを使ったcappellacci(小さなパスタ）からのチョイスとなります。ディナーではヴァニラビーンのホイップクリームがトッピングされたチョコレートプディングやストロベリーとレモンがのったパンナコッタなどのデザートオプションが加わります。 

「Pono」とはハワイ語で「正しい道に導く」「幸福になる」といった意味があります。エクゼクティブシェフのGeradiさんによれば、ウッドファイヤーでグリルされたオーガニックの草食カルフォルニアン・ビーフ・パティーとローカルの農家から仕入れた新鮮な食材でつくる『Pono Burger』はまさに「体にいい、幸福になれるバーガー」なのだとか。レストランウィークのランチメニューは看板メニューの「Pono Burger」、またはサラダから選ぶことができます。わさびマヨにショウガのピクルス、オーガニックのアヴォカドとエンドウ豆、沖縄のサツマイモチップスを混ぜてごまポン酢ドレッシングでいただくSassy Wahineにchimichurriソース、オーガニックアヴォカド、チョリゾー、オーガニックスイートポテトの入ったAlekina Burger、ブルゴギソース、コリアンピクルス、オーガニックの目玉やき、キムチ、キュウリの入ったPilipili Burgerといったオプションからお好きなフレーバーを選ぶことができます。どのフレーバーもおすすめなので期間中に全種類トライするのもおすすめですよ!

Harri`s BerriesのオーガニックのイチゴとValbresco Feta（フェタチーズ）、ベイビーアルグラにスアイスしたアーモンドをミックスし、バルサミコ酢のドレッシングで頂くサラダも人気があります。大人気のオーガニックのフライドポテトはフレッシュなタイム、パセリーが上にトッピングされ、あつあつの状態でサーブされます。一度食べたらはまってしまうようですよ。ディナータイムにはハーフサイズのサラダとドラフトビール、ワイン、またはミルクシェーキから選べるドリンクがセットになっています。栄養、ボリューム、ともに満点で、大満足できること間違いなしです 

BrentwoodにあるTavernは、ガーデン・ダイニングをテーマにしたメインのダインニングルーム、小さなマーケット、バーの3つのコンセプトが一つ屋根の下に集まった大型レストラン施設です。LAレストラン界では名の知れたデュオ、Suzanne GoinさんとCaroline Styneさんが2009年にオープンしました。ブレックファストにランチ、ディナーと一日中オープンしている人気店で、ペイストリーやコーヒーも美味しいと定評があります。レストランウィークのランチメニューは、まず前菜から。日替わりスープ、ソーセージやハムなどのcharciterieとチーズ、レタスとラディッシュ、レモンとオリーブオイルで頂くサラダから選ぶことができます。メインは、フェタヨーグルトとスイートペッパー、アヴォカドにharissa（香辛料）を加えたLaurel Canyon サンドイッチ、またはチキンサラダ、グリルされたサーモンからのチョイスとなります。ディナーはスープ、またはサラダかグリルした桃にサバ、ピーカン、プロシュート、burrataチーズが入った特製サラダからスタートし、メインにはビーフ・ブリスケット、トマトコンフィ 、緑のharissaと一緒に頂くクスクスと野菜のサラダ、煮込んだチックピー、スマッシュキャロット、クリームフレーシュ、charmoula(スパイス）で頂くマスの一品、などから選ぶことができます。デザートはクッキー＆ミルク、コーヒートフィーとエスプレッソアイスクリーム、チョコレートシャーベット、ブラウニー、アプリコットとbeaumes de venise（フランスの甘口ワイン）と使用したココナッツ・フラン(タルトの一種）など、甘党にはたまらないセレクションが並びます。