Bon Appetit誌が選ぶ ロサンゼルスにある新進気鋭のレストラン！

人気グルメ雑誌BonAppetitが選ぶ『ベスト・ニュー・レストラン・イン・アメリカ』の発表は毎年全米中を熱くさせ、昨年度はLAダウンタウンにあるレストラン『Alma』がナンバーワンに選ばれ話題となりました。

今年も同誌の編集を務めるAndrew Knowlton氏がアメリカ全土から新進気鋭のレストラン50店舗が選ばれ、見事1位に輝いたのはワシントンD.CにあるRose’s Luxuryでしたが、都市別ではロサンゼルスから5店舗がランク入りし見事トップに！

今回はそんな栄誉ある『ベスト・ニュー・レストラン・イン・アメリカ』に選ばれた5店舗をご紹介します！

1917年にオープンしたグランド・セントラル・マーケットは世界各国の食材が手に入り、いつでも多くの人々で賑わうロサンゼルスを象徴するランドマークと言っても過言ではありません。Knowlton氏はこの場所を「LAフードシーンを一カ所に集めたような場所」と評しています。アメリカで最もおいしいバーガーの一つを提供すると言われるBelcampoももちろんオススメですが、同氏が特に評価しているのがWexler’s DeliのO.G.パストラミ、Sarita’s Pupuseriaのププサス（ハンドメイドの分厚いトルティーヤ）、Sticky Riceのタイ・バーベキュー・チキン、半熟たまごとジャガイモのピューレにトーストを添えたEggslutのスペシャリテSlut、そしてHorse Thief BBQのテキサス・ブリスケットです。

Knowlton氏は今回ノミネートした数人のシェフを『アメリカのタイ料理界のレベルをあげた』として評していますが、Night + Market SongのYenbamroongシェフもその一人です。2014年3月にシルバーレイクにオープンしたこちらのレストランは、シェフのアイディアが詰まったタイ北部のスパイシーなお料理が味わえるレストランです。おすすめはナマズとラードをバナナの葉に包んでチリとハーブで味を整えた蒸し料理『Hor ab』、ペッパーコーンやタイ茄子を使った鶏もも肉のカレー『Gaeng pa nok saap』、そして豚肉にレバーや血を混ぜて作られた揚げ肉団子『Larb tod』です。

Orsa&Winstonはロサンゼルスのレストランシーンで既に成功を収めているシェフ、Josef Centeno氏が新たにオープンしたレストランとして話題を呼んでいるお店です。小さなプレートに美しく盛りつけられた料理たちが印象的な高級レストランで、ワインと一緒に頂くのがおすすめです。

お任せコースは5品で$60、8品で$85のものに加え、ファミリー向けの4品で$50のコースもご用意しています。さらに『スーパーお任せ』という$195のコースもあり、こちらは20品以上とボリュームも種類も大満足のコースですが、72時間前の事前予約が必要なのでお忘れなく。Knowlton氏はシェフについて、『まさに想像を遥かに超える料理。日本、イタリア、LA、あらゆる場所からインスピレーションを受け、それらを自分の味、形として一つの皿に盛りつけている』と絶賛しています！

『ハードコアな寿司ファンにとっては、まるでシーフードの瞑想世界にいるような場所』と言わしめたのが、Hiroyuki Naruke氏による江戸前寿司がいただける『Q』。2011年の東北大震災後、心機一転、日本からロサンゼルスに移った同氏のお店は、「最高においしいお寿司をリーズナブルな価格でいただける」と人気を呼んでおり、ランチタイムの10品お任せコースはお一人様$75からとなっています。メニューが毎日変わりますが、イカのみそ和え、ヒラメの洗い、コハダやサンタバーバラ産のウニは特に多くのファンを虜にしています。

Trois Mecは今やLAでは知らない人がいない、というほど人気のレストランです。数々のレストランを手掛け、The Taste という人気料理番組の審査員も勤めるセレブリティシェフ、Ludo Lefebvre氏が手がけるレストランとして、2013年4月のオープン当初から注目を浴び続けています。またJon Shook氏とVinny Dotolo氏を迎えたことで、3人のアイディアを融合させた斬新な料理がいただけるという点でも話題となっています。とても珍しくチケット制になっていて、5品のコースのチケットは$75で購入することができます。メニューは日々変わりますが、Knowlton氏によると『運がよければ信じられないほど美味しいガーリックブレッドと、塩とお酢だけで味付けされた（ポップコーンならぬ）ポップ麦の実がいただけるかもしれない』とのことです！一度は食べてみたいですね！