アーツ・ディストリクトの隠れた名所を大特集！

Downtown L.Aにあるアーツ・ディストリクトは、エリア全体が「隠れた名所」と呼ばれるにふさわしい、魅力あふれるスポットです。アーツ・ディストリクトにあるショップやレストランは、古いビルや小道にひっそりと隠れるように店を構えているので、初めて訪れる方は少し困惑するかもしれません。地元住民が開くパーティーは倉庫で行われるのが定番というアーツ・ディストリクト。巨大な壁画やアートの施された歩道は感動的でさえあり、店の看板を探すのは二の次となってしまうという方も多いでしょう。見所満載のアーツ・ディストリクトを1日でまわるのは、少々難しいかも知れません。可能であれば数回訪れて、少しづつ開拓していくというのが好ましいでしょう。今回は、そんなアーツ・ディストリクトで、一度は訪れておきたい隠れた名所をご紹介いたします。アーツ・ディストリクトに実際に足を運ぶ前に、ぜひ参考にしてみてくださいね！それでは Let`s Check it Out!!   

Angel City Brewery は、地域で有名なクラフトビール製造所、そしてパブです。ここでは、毎週様々なイベントが開催されています。例えばダウンタウンでのマラソンと1時間のヨガクラス、そしてビールをセットにした「Run + Yoga+ Beer」や、芸術的なイベント「Paint Nite」に「Drinky Draw」など、ユニークなスペシャルイベントが人気を集めています。地元の方々が作った雑貨などを購入できる「Angel City`s Beer Bazzar」もおすすめですよ。詳しい情報を知りたい方は、ぜひ Angel City Breweryのオフィシャルサイトをご覧ください。

Art Share L.Aは、毎週水曜日から日曜日に、28000スクエアフット（2604平米）に及ぶ巨大なエリアに設けられるライブのアートワークスペースです。どんなイベントが開催されているのか興味のある方は、午後にギャラリーやスタジオを訪れてチェックすることができます。Community Sing (合唱）や詩の朗読会、シアター系の（観劇）のイベントなどを定期的に開催しています。毎週水曜日の夜は、絵画のワークショップも開催しています。初めての方でも気軽にご参加いただけます。イベントの詳細についてはウェブサイトでも簡単に調べることができますので、ぜひそちらもご利用ください。

L.Aでは名の知れたシアターカンパニー、Conerstone Theater Company の本拠地は、Downtown のアーツ・ディストリクトにあります。カンパニーが製作しているショーは様々な場所で上演されていますが、2日間に渡って行われる「Two-Day Intensives」は、本拠地であるアーツ・ディストリストでのみ開催されています。「Two-Day Intensives」は、「コミュニティーが参加できるシアター」をどのように具現化していくかというテーマのもと、シアターのアーティストが週末の2日間にわたって開催している特別なワークショップです。年に1回、ないし2回しか開催されていないので、興味のある方はぜひウェブサイトをチェックしてみてください。

リトル東京とアーツディストリストのちょうど境目に位置する EightyTwo は、大人専用のゲームアーケードです。EightyTwo にはビンテージのゲーム機が並び、大人たちは、DJによる音楽をバックにアルコールを楽しむことができます。会場は21＋なので、21歳以下の方は入場できません。ビデオゲームはワンゲーム25セント、ピンボールゲームは50セントと、ゲームをプレイするのにお金はかかりますが、入場料は無料となっています。L.A PInball リーグは、毎週火曜日の夜こちらのアーケードに集まっており、会場ではピンボールをはじめとする様々なゲームの大会が開催されています。ウェブサイトでは随時、その日に開催される大会などの情報がアップされているので、訪れる前にはウェブサイトをチェックすることをおすすめします。

Hauser & Wirthは、インターナショナルなアートギャラリーです。以前は古い製粉場でしたが、現在では、巨大なアーツコンプレックスとして生まれ変わりました。ギャラリー内では、随時、複数のエキシビションが開催されています。展示会や個展だけでなく、映画の試写会やワークショップ、朗読会なども開催されているので、多くの人々が集まるホットスポットとなっています。コンプレックス内には、Manuelaと言う名の老舗レストランがあり、本や雑貨を販売しているSHOPもあります。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

House of Wooは、1990年以来アーツ・ディストリクトで製作を続けている著名デザイナー、Staci Wooさんのお店です。こちらの店舗は、人通りが少なく、少々分かりづらい場所にあるのですが、珍しい商品が手に入るのでぜひとも訪れておきたいスポットです。お店のフロントエリアはブティックとなっていて、Wooさんがデザインした洋服や雑貨が並んでいます。お土産にぴったりな、ユニークな作品も数多くラインナップしています。奥に入ると作業室があり、時によっては、アートワークが展示されている事もあります。4歳から12歳の子どもを対象にした、アシスタントデザイナーとともに自分の洋服を仕立てられる、スペシャルなワークショップを行っているので、興味のある方はウェブサイトを調べてみてください。子供にとってはとても貴重な経験になりそうですよね！

Lot 613は、知る人ぞ知る人気のイベントスペースです。かなりディープな場所にあるので、日中普通に散策している時には、その存在に気づかないでしょう。Lot 613で開催されているイベントでもっとも有名なのがエレクトロニック・ミュージックをテーマにしたイベント、Prototype です。最近では、アートとテクノロジーを掛け合わせたユニークなイベント「Super Future」も開催されていました。イベントに参加していみたいと言う方は、lot613 の Facebook をフォローしてみてください。近日開催予定だのイベント情報を知ることができます。ちなみに、Lot613 は Gold Line の駅（アーツディストリクト駅）から少し遠く、近くには駐車場もないので、タクシーなどで訪れるのが一番かもしれません。

Al`s Barは、1980年代から90年代にかけてホットスポットとなっていたバーです。21世紀に入りバーは閉店してしまいましたが、現在、Al`s Barのあった場所には Rogue Collective があり、店内では今でもバーの面影を感じることができます。American Hotel のボトムレベル（最低階）にある Rogue Collective は、最先端の人気ブランドの商品を販売するファッション＆ライフスタイルショップです。店内には、Al`s Bar 最盛期の時代に貼られていたポスターが多数飾られています。当時は Bellrays や 400 Blows といった人気バンドがバーで演奏していたそうですよ。L.Aの歴史を肌で感じ、懐かしい気分に浸りたい方におすすめのスポットです！

SCI-Arc(南カリフォルニア建築大学）は、世界的に有名な建築大学です。アーツ・ディストリクトキャンパスには、2箇所のギャラリースペースがあり、随時様々なイベントが開催されています。大学のミッションに基づき、建築をアートとして捉えた作品にフォーカスした展示会が多いことで知られています。2012年にはピュリッツァー賞を受賞したことで知られる著名建築家、Zaha Hadid が個展を開いています。最近では、20世紀後半に建てられた建築物に焦点を当てたエキシビション「The Duck and the Document: True Stories of Postmodern Procedures」が開催され、話題を集めました。今後開催予定のイベントの情報は、オフィシャルウェブサイトをご覧ください。

アーツディストリクトの隠れた名所をご紹介してきた今回の特集、いかがでしたか？ぜひこの機会に時間をかけて、ゆっくりとエリア一帯を散策してみてください。きっと新たな発見があるはずですよ！