映画にも出演したLAの人気シアター!
LAには歴史的にも有名なシアターがいくつも存在します。映画の中でもたびたび登場するこれらのシアターは長年にわたり人々から愛され続けています。
そのほとんどが現在ではライブ演奏や特別なイベントを開催する会場として使われていますが、中には現在でも映画館として多くの人を楽しませ続けている会場もあります。
LAならではのシアターの歴史を一緒に学んじゃいましょう!
THE MAYAN
1927年に映画館としてオープンしたMayan シアターは、世界的にも有名なデザイナー達が集結し作られたお城のような外観のシアターです。メキシコがテーマのMayanシアターでは所々に中米で聖なる鳥として崇められているケツァール鳥などの古代のシンボルなどが見られます。現在は、ライブや特別なイベントなどを開催する会場として知られています。
注目点:1992年の「The Bodyguard」でホイットニー・ヒューストン演じる売れっ子歌手がコンサートをするシーンはこちらMayanシアターで撮影されています!
TCL CHINESE THEATRE
TLCチャイニーズシアターはもはや知らない人はいないと言っても過言ではないほど大変有名なスポットですね。1927年5月18日のオープン当初はGrauman`S Chinese Theatreと言う名がついており、グランドオープニングには全米各地から多くの人が集まり、ハリウッド・ブルバードに行列ができたそうです。チャイニーズ・デザインの建物自体も目を引きますが、何といっても有名なのは、建物前にある、スター達の手形と足形の並んだコンクリパネルです。マリリンモンローからトムハンクスといった大物スターの足形手形だけでなく、ベティーグレーブルの足からジミーデュランテの鼻まで存在するのです!一度は訪れたい場所ですね!
注目点:Mel Brookの1974年のコメディー「Blazing Saddles」にでてきますので是非ご注目ください!
THE WILTERN
コリアタウン近くのウィルシャーブルーバードとウェスターンアベニューのコーナーにあるWilternは1931年に建てられました。MayanシアターをデザインしたStiles O. Clements氏 が手掛けたWiltern、そして向かいのPellissier ビルディングはアメリカ国内でも最高のアールデコの建築物といわれています。インテリアはShrine AuditoriumをデザインしたG.Albert Lansburgh氏が手掛けており、光を取り入れた天井のデザインがなんともドラマティックで美しい事で知られています。WilternとPellissierビルディングはアメリカ合衆国国家歴史登録材として登録されており、ロサンゼルス市の歴史的文化記念塔として知られています。
注目点:1991年の「Barton Fink」でWilternのロビーが登場します!
EL REY THEATRE
El Rey シアターは1936年に映画館としてオープンしました。南カルフォルニア内でアールデコ様式の映画館を20館以上デザインした事で知られる著名建築家、Clifford A.Balch氏が手掛けた建物で、最初の50年は映画館として稼働していましたが、1994年にライブ会場として生まれ変わりました。ロサンゼルス市の歴史的文化記念塔として登録されている、貴重な建物です!
注目点:B旧映画のクラシック「Night of the Comet」に主人公が勤める映画館として登場します!
AERO THEATRE
高級住宅地、Montanaアベニューのショッピング街近くにひっそりとあるこちら、Aero シアターは1939年にオープンした映画館です。Donald Douglas氏が、自身のサンタモニカ飛行機工場で働くワーキング層にも簡単にアクセス出来る娯楽施設を作りたい、というコンセプトで建てられた建物だそうです!第二次世界大戦時は24時間営業していたのだとか。100万ドルのレノベーションを経て、現在はAmerican Cinemathequeが経営する会場となったAeroは、クラシック系の映画を上映したり、フィルム・フェスティバルなどを開催する映画館として知られています。
注目点:2001年のスリラー「Donnie Darko」で、いくつかの重要な場面で登場しますよ!