ハリウッドのワーナー・ブラザーズ・スタジオツアーで有名ロケ地をまわろう！（パート３）

 ワーナーブラザーズの有名ロケ地特集も今回で最終回となります。今回もなじみのある名作に登場したロケ地が登場するのでお楽しみに！

ロングランで知られるヒット作「Gilmore Girls(ギルモアガールズ）」はコネチカットにある架空の街 Stars Hollowが舞台となっていますが、撮影のほとんどはワーナーブラザーズ・スタジオ内のMidwest Buisiness Streetで行われたといいます。Midwest Buisiness Streetは、「The Dukes Hazzard」ではハザード群として、「Pretty Little Liars」ではペンシルベニアのRosewoodとして、「The Waltons」ではVirginiaのCharlottesvilleとして、また「The Music Man」ではアイオワ州River Cityとして登場しており大変人気のある撮影スポットです。ドラマ「ギルモアガールズ」では街の北側にLuke`s Dinerがありましたがもちろんそのセットもスタジオ内のものでした。ちなみに変幻自在なセットとして知られたこの場所は「Sisters」ではミッチのフィッシュマーケットとして、Pretty Little LiarsではApple Rose Grilleとして登場しています。Netflixでは「ギルモアガールズ」が再放送されるとのことなので、ご覧になれる方はぜひチェックしてみてくださいね！

Midwest Residential Streetのエリアには2階建ての有名な家（セット）があります。日本では『愉快なシーバー家』としてNHK教育テレビで1997年から2000年まで放送され人気を博したアメリカのコメディ・テレビドラマ「Growing Pains」（1985~1992）がここで撮影されていたのです。エピソードの冒頭で毎回この家が映っていたのでご覧になっていた方はすぐに認識できるのではないかと思います。Midwest Residential Streetに建設されている家は角度によってどんな建物にも見えるということで、Luke`s Dinerと同じく変幻自在のセットとして知られています。シーバー家の家の北側のエリアは「ギルモアガールズ」のシーズン4でLane Kimが暮らしていたアパートとして登場しました。その他にも「Pretty Little Liars」、「グレムリン」、「the Monster Squad」や「Hart of Dixie」などに使われています。

スタジオの敷地内の東側のエリアには青々とした木々が生い茂るthe Jungleというエリアがあります。巨大なセットの中央には130×95フット（約39m×約29m）の穴があり、水を入れれば池や湖、ラグーンになるという仕掛けになっています。こちらのセットは1956年に映画「Santiago」でキューバという設定のセットとして誕生しました。その後も「ミリオンダラー・ベイビー」（ミズーリ州として）や「China Beach」（ベトナムとして）、「the Last Samurai」（1870年代の日本として）といった名作の撮影で利用されています。大ヒットドラマ「ER」ではジョージクルーニー扮する医師が溺れる男の子を救うというシーンで登場しました。

ラグーンの北側には気でできた小屋があり、こちらも数々の作品に登場しています。当初はテレビシリーズ「Invasion」のセットとして建築されたそうですが、最近では大ヒットドラマ「True Blood」に登場するMerlotte`s Bar and Grillとしてフィーチャーされているので、そちらの方がおそらく有名なのではと思われます。「Hart of Dixie」では Rammer Jammer restaurantとして、「Pretty Liars」ではLost Woods Resortとして登場しています。

今回は3回に渡ってワーナーブラザーズ・スタジオツアーの有名ロケ地をご紹介してきましたがいかがでしょうか？「え？あの映画のあのシーンもセットだったの？」と意外な発見も多かったかもしれないですが、110エーカーもの巨大なスタジオがあるのですから納得ですよね！ぜひ一度スタジオツアーに参加して、その迫力を実際に体感してみてください！最高の体験になるはずですよ！