ゲティーセンターの穴場＆おすすめスポットベスト10！(後編)

崇高な芸術作品と魅力的な建築、美しい庭園に、高台からの絶景を一度に楽しめるとあって、ゲティーセンターには毎年130万もの人が訪れるといわれています。観光スポットとしてはもちろん、課外授業やレクリエーションイベントの会場としても利用されることの多いゲーティーセンター。前回に引き続き、ゲティーセンターで要チェックのエリア、ベスト10後半、お楽しみください！

South PromontoryにあるCactus Garden(サボテン庭園）は、角張った作りが特徴の建物と、編み込む様に配置されたサボテンたちが織りなす、モダンな要素とエレガントさが融合した、独特な世界観のあるガーデンです。ここからは街のパノラマビューを一望することもでき、多くの人を魅了しています。ゲティーセンターにはフルタイムで32人の庭師がいます。特別なケアが必要なサボテンたちも彼らのおかげで常に美しく保たれています。この機会にぜひじっくりと観察してみてください！

East Pavilion(東パビリオン）にあるSketching Gallery(スケッチング・ギャラリー）で、自分の中の隠れた才能を呼び覚ましてみませんか？Sketching Galleryでは、センターが誇る傑作・名作をもとに、スケッチに挑戦することができます。レベルは関係なく、どなたでも参加できます。もちろん、初心者でも大丈夫！会場には6枚の油絵と３点の彫刻がおかれてあり、どの作品を選ぶかは参加者の自由です。イーゼルを使い一人で作品に挑むのもありですし、大きなテーブルで何人かの人と一緒に制作するのもありです。料金はかからないので、気軽に参加できるのも嬉しいところです。袖をまくって、いざ、スケッチをしてみませんか！

年間を通してゲティーセンターでは、Public programsとよばれる、ライブやレクチャーなどの様々なイベントが行われています。夏になるとSaturdays Off the 405という、インディーズ・ポップからワールドミュージックをフィーチャーしたライブパフォーマンスを提供する屋外音楽シリーズが開かれ、毎年好評を得ています。また、無料のレクチャーや会議、家族でのアクティビティーイベントやスタジオ・コース、料理教室、特別に選出された映画の上映会なども随時開催されています。ミュージアムの建築や庭園の歴史、主要作品について学ぶことのできる、デイリーツアーも人気を得ています。初めてゲティーセンターを訪れるというかたには、ぜひ参加していただきたいツアーです。

GettyGuideは、指一本でゲティーセンターが誇る何百ものアート作品、作品についてのビデオやオーディオレコーディング、歴史を含む作品背景やキュレーター（画商）やアーティストのコメントを閲覧することができる、アートファンにとってはまさに夢のようなサービスです。GettyGuideはミュージアム内のiPod Touch、各自のスマートフォン、またはGetty ウェブサイトのMuseum Collectionというセクションから、簡単にアクセスすることができます。センター内で利用したい場合は、ミュージアムのエントランスホールにあるGettyGuideデスクで、無料で借りることができます。中国語、スペイン語、フランス語にポルトガル語といった様々な言語で聞くことができるのも大きな魅力となっています。英語、またはスペイン語でファミリー向けのツアーも行っており、6歳以上の方であれば誰でも参加することができます。音楽や効果音をバックに、芸術作品の詳細を詳しく学ぶことができるのでおすすめですよ。

ミュージアムで芸術作品にふれたあとは、少し休んでお食事を、という方が多いと思います。フルサービスのエレガントなお店から、セルフサービスのガーデンテラスカフェ、ピザカートにお弁当販売店と、あらゆるオプションがあるので、その時の気分でお好きなものをお選び頂けます。おすすめはテイクアウェイメニューをゲットして、広々とした芝生のエリアでいただく、ピクニック・スタイルです！お腹が満たされた後はレジャーシートの上にごろんと寝転んで、お昼ね、なんていうのもいいかもしれませんよ！