クラフトビールが美味しいバー、ビール醸造所、レストランベスト14！in L.A（パート１）

 L.Aのバーシーンではボトルドリンクやマルティーニが長年主流だったこともあり、クラフトビールが注目を集め始めたのはわりと最近のことだといいます。ここ数年で「クラフトビール」を取り扱うバーが急激に増え、新たなビール醸造所を始めクラフトビールを楽しめるレストランなども人気を集める様になりました。今回は美味しいクラフトビールが頂ける、おすすめのスポット・ベスト14を3回に分けてお届けします！

 San Gabriel Valleyにある38Degreesは2009年のオープンと同時に大ヒットとなり、現在も多くの人に愛されるバー/レストランです。敏腕経営陣がタグを組んでオープンさせただけあり、こだわりもひとしおの38Degreesで、クラフトビールのセクションを担当しているのはClay Harding氏です。店名の由来となった38のタップからいただくこだわりのクラフトビールは、一定の期間をもうけて様々な醸造所から取り寄せているそうです。38 Degrees一番のおすすめは4種のクラフトビールが味わえる、いわば日本で言う「きき酒」に似たメニュー、Ultimate Flightsです。その時々に店でサーブしている醸造所のものや、特定のテーマにそった4種のクラフトビールを提供しているそうで、違う味のものが楽しめる上に勉強にもなる、と常連さんから大評判なのだとか。ちなみにこちらのお店、最近Monroviaに2号店を出店したほどの人気ぶりです。ぜひ一度足を運んでみてください！

 Ashland Hillは、サンタモニカのMain Streetにあるビアガーデンです。カウンターでオーダーしたら、ファッショナブルなタイルが敷きつめられたフロントのバーエリアに座るか、オープンエアのパティオでリラックスしながらドリンクを楽しみましょう。お店裏側のパティオエリアにはハーブのプランターが並び、スタイリッシュな木の壁に、映画「The Big Sleep」のハンフリー・ボガートとローレン・バカールの壁画と「It seemed like a nice neighborhood to have bad habits in（悪いくせのあるものにとって良心的な場所だった）」という意味深な台詞が大きく描かれています。お店で提供している16タップからなるローカル・ビール、アメリカン・クラフトビール、インターナショナル・ビールのセレクションはかなりくせになると有名なので、そこにかけているのかもしれないですね！ちなみにビールだけでなく料理のセレクションもあとをひく美味しさです。レッドオニオン・ベーコンジャムにホワイトチェダー、パプリカ・アイオリとクレソンがサンドされたバーガーはマストです！

Barbara`s at the Breweryは、ダウンタウンのアート地区にあります。以前はPabst Breweryとして知られていましたが、改装された現在では快適なイスが並ぶ店内と心地よいパティオ、フレンドリーな雰囲気のバーからなる、おしゃれな空間のお店となっています。BeachwoodやThe Bruery、CraftsmanにEl Segundoといった場所から集めた15種類のクラフトビールを期間をもうけてローテーションして提供しています。ボトルのコレクションも頻繁に入れ替わるので、何度足を運んでも飽きることはありません。食べ物はサンドイッチやピザ、サラダなど、オーソドックスなメニューが多いですが、どれもビールとの相性は抜群です！

Beachwood BBQ&Brewingは、2007年にSeal Beachにクラフトビールを提供するお店の一号店を出店し、現在ではL.A市内に数店舗のお店をかまえるGabe Gordon氏とLena Perelman氏が手掛ける人気店です。2011年からは、自宅に醸造所をかまえる「homebrewer」として受賞経験のあるJulian Shrago氏とタグを組み、Downtown Long Beach brewpubでもBeachwoodのメニューがいただけるようになりました。Beachwoodグループは現在4店舗目となるお店を企画中とのことで、ますます目が離せない存在となっています。

Beer Bellyはコリアタウンにある新進気鋭のクラフトビール専門店です。Yoshi Takahashi氏のカラフルな壁画が目を引くお店のフロントとバックには最近パティオが新設されました。El SegundoやTAPS、Eagle Rockといった地元の醸造所とタグを組み、様々なイベント開催しています。Food Networkの番組（Diners, Drive-Ins and Dives)に登場したのがきっかけで、さらに人気が出たそうで最近ではランチも始めたそうです。またシェフはより一層「ビール・フレンドリー（ビールにあった）」メニューを提供することにフォーカスをおいているそうです。ダック・フレンチ・ディップや、ダックのファットを使用したフレンチフライとダックの皮、ダックコンフィを一緒に頂くDeath By Duckなどがおすすめメニューです！