Valley Relics Museumに行ってタイムスリップしちゃおう!(パート2)

BMX bikes at Valley Relics Museum | Photo by Daniel Djang

ユニークな美術館、Valley Relics Museum を詳しくご紹介している今回の特集。パート2以降は美術館内のコーナー別に魅力をご紹介致します。 じっくりとお楽しみください!

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Henry's Tacos sign at Valley Relics Museum | Instagram by @jwebber47,Instagram

HENRY'S TACOS

館長のGelinas氏いわく、これまでで最もメディアに注目された展示物といえば、Henry`s Tacosのサイン一式だといいます。Studio CityにあるHenry`s Tacosはタコスの名店として長年多くの人々に愛されました。閉店の話が出た時には、エライジャ・ウッドをはじめとする有名スターたちがどうにかして閉店を防ごうと立ち上がったそうです。残念なことに2012年にMoorpark streetgとTujunga Avenueの店舗は両方とも閉店してしまいましたが、看板メニューのハードシェルタコスは、2013年に近隣にオープンしたタコス店で食べることができますのでぜひおためしください。

#FotoDelDia | 8 Julio, 2018

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Interior of Nudie Cohn's 1975 Cadillac Eldorado at Valley Relics Museum | Photo by Daniel Djang

NUDIE COHN

Nudie Cohnはウェスタンな洋服にラインストーンをあしらったオリジナルのヌーディー・スーツで一世を風靡した著名なアメリカ人テイラーです。Valley Relics MuseumにはNorth Hollywoodを拠点に活動していた Nudie Cohnに関連した、さまざまなものが展示されています。生前Nudie Cohnは、ロイ・ロジャーズやデール・エヴァンズ、ジョン・ウェイン、ロナルド・レーガン、エルトン・ジョンにシェールといった数々の著名人たちにスーツを提供していました。映画The Electric Horsemanではロバート・レッドフォードにライトアップコスチュームを、また The Flying Burritosのデビューアルバムのジャケット用にはGram Personにマリワナ・スーツを提供したことで知られています。美術館には、エルヴィス・プレスリーの1959年のアルバム「50,000,000 Elvis Fans Can't Be Wrong.」のジャケットカバーで、エルヴィス本人が来ていた有名なゴールドのラメスーツが展示されていますので、ぜひチェックしてみてください。

Cohn氏は、洋服の他にも、18台の車をカスタマイズしたことで知られ、それらは「Nudie Mobiles」と呼ばれていました。美術館にはそのうちの2台、Cohn氏が最後に手掛けたという1975年のCadillac Eldorado(キャディラック・エルドラド)と、娘さんに送ったという1967年の Pontiac Bonnevilleが展示されています。どちらも、一見の価値ある、素晴らしい作品ですのでお見逃しなく!

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The Palomino sign at Valley Relics Museum | Instagram by @valleyrelicsmuseum,Instagram

THE PALOMINO

1949年にNorth HollywoodのLankershim BoulevardにオープンしたThe Palominoは、以前ロサンゼルスタイムス紙に「西海岸で最も重要なカントリーミュージック・クラブである」と記されたこともある、格式あるカントリーミュージック専門のクラブでした。Hank Williams、Johnny Cash、Willie Nelson、Patsy Cline、Linda Ronstadt、Gram Parsons、Waylon Jennings、Kris Kristofferso、Emmylou Harris、Tanya Tucker、そして Merle Haggardといった、カントリーミュージック界のレジェンド達が演奏したことで知られる伝説の会場として、長きにわたり多くの人々を魅了しました。

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BMX bikes at Valley Relics Museum | Photo by Daniel Djang

BMX BIKES

BMX(バイシクル・モータークロス)は1970年代に南カルフォルニアで生まれたスポーツですが、誕生と同時に一気に人気に火が付きアメリカ全土に広がりました。現在では正式なスポーツとして国際的に認識され、2008年にはオリンピックの公式種目にもなり、競技人口は年々増えています。Valley Relics Museum には1970年から80年代中盤にかけて作られた、100台以上のレアなBMX バイクが展示されています。

Gelinas氏は、美術館のバイクコレクションを大変誇りに思っているそうで、BMXの成長は、Valleyという場所で誕生したからこそだと話しています。「1970年代、BMXバイシクルの原型がはじめて完成したのですが、Gary Littlejohnという人物はその原型を作り上げた人物の一人でした。彼の工場はNorth Hollywoodにありました。彼自身はスタントマンだったのですが、スタントマンとして初めてBMXバイシクルを作ったといわれています。」

Gelinas氏は他のBMXブランドのことも話してくれました。「Mongoose bicycleはChatsworthで、Redline bicyclesはNorthridge(その後Chatworthに移動しましたが)で、そしてChampion bicyclesとRobinson bicycleはValleyで誕生、生産されていました。これらはすべて、BMXバイクとして一世を風靡したトップブランドです。そしてすべてがここ、Valleyでつくられていたのです。」

Valley Relics Museum特集、パート2はいかがでしたか?次回は最終回となりますのでどうぞお楽しみに!