LAで最高に美味しい寿司屋10選！(後編)

どのストリートにも一店は寿司屋があるのでは、というほどの人気ですが、激戦区として注目をあびているエリアといえば、やはりリトル東京のあるダウンタウンLAです。ダウンタウンLAには、リトル東京内の老舗店意外にも、SushiZoやSugargishなど、話題のお店が集中しています。今回は日本人でも思わずうなってしまうほどの、最高に美味しい寿司を提供するお店、10店舗をピックアップしました！Here we go!

Nabeeyaは長年地域の人たちに愛される人気店です。残念なのはランチタイム限定のお店だということ。最近、経営陣が変わり、ファンに不安視されていましたが、メニューのクオリティーは変わらず、現在もその人気を保っています。Nabeeyaの看板メニューはなんといっても「Chirashi Bowl-ちらし寿司」です。一つ一つ丁寧に味付けされたネタがちりばめられたチラシは、絶品だと定評があります。口の中でとろける新鮮な刺身は一度食べたら忘れられませんよ！

Sushi ZoはLA屈指の高級寿司店です。看板メニューは$160のお任せメニューで、このメニューに魅了されて訪れる人もいれば、この値段では手を出せない、と訪れることをやめる人もいて、「行くか？行かないか？」がはっきりと分かれるお店としても知られています。時間とお金に余裕がある方には、ぜひともおすすめしたいお店であることには間違いありません。訪れた人は口を揃えて「今までで最高の寿司だった」というそうです。Wild Sockeye サーモンや、ワシントンからのオイスター、オーストラリアからのトロ、モントレーからのアワビと、産地とクオリティーにこだわった新鮮なネタをいただくことができます。お任せコースは「寿司の勉強をさせて頂いているような気持ちになる」、というジャーナリストもいるほど、濃厚なメニューとなっているようです。記念日や特別なイベントに思い切って訪れてみてはいかがでしょうか？

 リトル東京Galleria Marketの最上階にあるSushi Go 55は、60年以上続くといわれる老舗寿司店です。スタンダードなメニューであれば、ほぼなんでも揃っていますが、長年多くのファンを魅了しているのが「two-tiered Chirashi」とよばれる、2段の器で提供されるチラシ寿司です。上段にはタイ、マグロ、ブリ、サーモンなどのネタが盛りつけられていて、下段にシャリが敷きつめられています。特徴的なのは、下段のシャリの上にイクラ、のり、刻み卵がふんだんにトッピングされている、ということです。ローカルにとってはこの盛りつけ自体、かなり斬新にうつるようで、人気を集めています。ぜひ一度トライしてみてください！

Chayaは全米で一世を風靡した「tuna tartare」というメニューの発祥地として知られる有名店です。tuna tartareをご存知じゃない方のために、豆知識と行きましょう！ビバリーヒルズにあるChaya Brasserieが1984年にオープンしたばかりの頃、レストランに訪れていた、あるグループのお客様がプリフィックスメニューに含まれていた「Beef tartare」を拒否したそうです。困った当時のシェフTachibe氏は、苦肉の策としてBeefの変わりにTunaを使用したメニューを提供したのだとか。その結果、メニューは大評判でのちに大ヒットとなり、全米に知れ渡ったそうなのです。Tachibe氏のオリジナルバージョンは大きなマグロを使い、アヴォカド、ケーパーであえたものに、お好みでレモンをかけ、パンと一緒に頂くスタイルで、最高に美味しいと定評があります。Chayaはいくつか店舗がありますが、大人な雰囲気ただようDownTownの店舗がおすすめです。近年では、Osaka- Style Lunch box Sushiというメニューを提供したり、海鮮ロー（生）バー、とよばれる新鮮なシーフードのバー・プログラムも始めて、話題をよんでいます。

驚くなかれ！Shojinでは「魚」を提供していません。「えっ？」と思われた方も多いはず。ここShojinは、完全ベジタリアンの日本食店なのです。しかしながら、『LAで最高に美味しい寿司屋10選』に選ばれるには理由があります。マッシュポテトや豆腐、テンペといった素材を使って作られる創作寿司が、どれも最高に美味しいから。ShojinのSushi Rollは記載がない場合、ほぼ全て「グルテンフリー」だといい、食事制限中の方やアレルギーのある方も安心して食べられるようになっています。「ベジタリアン寿司なんて」と嫌煙せず、ぜひ足を運んでみて！その美味しさに、きっと感動するはずですよ！