L.A.で話題のニューウェーブ、モダンな中東レストランを大特集！(パート1)

現在ロサンゼルスでは、中東料理業界に新たな波が訪れています。今回は、トレンドの最先端といえるレストランを12店舗ピックアップしました。3パートに分けて詳しくご紹介しますので、最後までどうぞお楽しみください！

Madcapraは、Grad Central Market内にある、モダンなレストランです。ニューヨーク・ブルックリンにある有名な中東レストランで腕を磨いた2人の若きシェフ、Sara KramerさんとSarah Hymansonさんが経営するこちらのお店では、 オーガニックな野菜をフィーチャーしたヘルシーなメニューを楽しむことができます。Madcapraの人気メニューといえば、ファラフェルです。通常ファラフェルは丸いのですが、こちらでは、つぶしたひよこ豆を四角くし、揚げたものを提供しています。オレガノ、タイム、白ごまなどが入ったスパイスミックス、ザータがふりかけられたフラットブレッドに挟んでサンドイッチ風にしていただくか、サラダでいただくのが一般的です。サンドイッチの中身は一般的なものと少し変わっていて、カリフラワーにフェンネルのピクルス、ウォルナッツ・ヨーグルト・ディル、香草などが一緒にサンドされます。ドリンクメニューも充実していて、iced cardamom coffeeに orange blossom yogurt drink、 sumac-beet sodaといったソフトドリンクに加え、ビールにワイン、Madcapraバージョンのサングリラ（通常のサングリラにジンジャーとレモネード、ビールとフルーツがブレンドされたもの）などが人気です。MUST EAT: Madcapraでイチオシのメニューは、お2人様向けの$33のサンプラーメニューです。種類豊富なメニューを少しずつ味わえる、お得感満載のメニューですよ！

Kismetは、2017年1月、前出のMadcapraの女性オーナー2人が、敏腕レストラン経営者として有名な、Jon Shook氏とVinny Dotolo氏とタグを組みオープンさせた、話題のレストランです。Hollywood Boulevardと Sunsetの交差点に位置するこちらのレストランは、中東料理とカルフォルニア料理のコラボをテーマにする、カジュアルなレストランです。こじんまりとしながらも、明るくて清潔感のある店内はどんな人でも足を運びやすく、木材で統一したインテリアとセミ・オープンキッチンは温かみを感じさせます。日中の時間帯は、焼きたてのペーストリーやパン、サラダにトースト、グラノーラ、Shakshuka、パイやタルトなどを楽しむことができます。午後3時から5時まではスナックタイム＆ッハッピーアワーとなっていて、ビールやワインを飲みながら軽食を楽しむ時間帯となっています。ディナータイムは、ボリューム満点のヘビーなメニューがならびます。flaky bread、野菜、ピクルス、タヒニ＆ヨーグルトと一緒にいただくウサギ料理 “Rabbit for two”など、2人前と記載されてはいますが、かなり量が多いのでご注意を。MUST EAT：Kismetでぜひトライして頂きたいのが、jeweled crispy rice with egg yolk（クリスピーライスと卵の黄身）、そしてデイタイムのみのメニュー、Turkish-ish breakfastです。Turkish-ish breakfastは、トルコスタイルの料理が少しづつ盛りつけられたプレートでイチオシです！

Spread Mediterranean Kitchenは、ダウンタウンL.A.に1年前にオープンした、カジュアルでスタイリッシュなレストランです。自慢のクラフト・カクテルに加え、種類豊富なインターナショナルワイン、そしてビールのセレクションが、高い人気となっています。食事のメニューは個々に頼むスタイルのメニュー（インディビジュアル・メニュー）と、ファミリースタイルのメニューの2種類から選ぶことができます。インディビジュアル・メニューはBuilt-your-ownとなっていて、ライス、フラットブレッド、サラダ、ハマスと中からベースを選び、お肉か野菜のメインをチョイスするスタイルにするか、中東産の食材をつかったメニューを数品選べるスタイルのメニュー（$9−$11）にするかを選ぶことができます。Feastと呼ばれるファミリースタイルのメニューは、2名からとなっていて、かなりボリュームのあるメニューとなっています。ギリシャスタイルのアイスクリームとhalvah（穀物、胡麻、野菜、または果物に油脂と砂糖を加えて作られる菓子）のクランブルが最高に美味しいので、ぜひチェックしてみてください！　MUST EAT：『Big Spread』と呼ばれるお一人様$27ドルのメニューがイチオシです！ファラフェルにイスラエル・サラダ、ハマス、バスマティライス、ラム・ミートボール、ザータ・フライド・チキン、ハリッサ（中東でよく使われる辛口調味料）で煮込んだビーフ、ローストしたマッシュルームなど、お店の人気メニューをほぼ全ていただくことができちゃいますよ！

Bread Loungeは、イスラエル出身のRan Zimonさんが経営するベーカリー/カフェです。創業当初はダウンタウンL.A.のアートディストリクトにあり、卸売を専門としていました。自家製のザータ、ハリッサ、オリーブにフェタチーズ、ピスタチオ、セサミシードなどを、ヨーロッパの手法を用いてパンに練り込み、奥深い味わいのメニューを提供しています。2010年に再オープンした店舗は、こじんまりとした店舗ですが、カフェが隣接していて、焼きたてのパンにくわえ、サンドイッチやサラダ、スープなどもいただくことができます。店内に設置された巨大な窓からは、パンが焼かれる行程を見ることができ、店頭のショーケースにはキラキラと輝くペイストリーがならびます。お店に一歩足を踏み入れたとたん、イスラエルのベーカリーに迷い込んだような気持ちになってしまう方もいるようです。Bread Loungeでは、自家製のジャム、クッキー、グラノーラなども販売していて、パンと一緒に買っていく方が多いそうですよ。MUST EAT: セサミシード入りのエルサレム・ベーグルは一度は食べておきたい人気メニューです。バゲットをオリーブオイル、ザータスパイスの入ったlabneh(ヨーグルトチーズ）にディップし、フレッシュなトマトとオリーブと一緒にいただくメニューもイチオシですよ！ぜひおためしあれ！

L.A.でトレンドとなっている話題の中東レストランをご紹介している今回の特集、パート1はここまでとなります。パート2以降も素敵なお店が多数登場しますのでどうぞお楽しみに！