LAで撮影された映画史に残るロマンティックムービー10選!(後半)

写真提供:500 Days of Summer, Facebook

先日に引き続き、今回はエンターテインメントの聖地・ロサンゼルスで撮影されたロマンティック映画10選の後半をお届けします。

後半では日本でも大ヒットしたあの映画や映画史に残るあの名作など、きっとあなたも見たことのある作品が登場しますよ!

Property of Discover Los Angeles
写真提供:Discover LosAngeles

PRETTY WOMAN

1990年に公開され世界的に大ヒットした「Pretty Woman」はまさに映画史に残るロマンティック・コメディと言って過言ではないでしょう!リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが主演し、ギャリー・マーシャルが監督した作品です。ギア演じるウォール街きっての実業家エドワード・ルイスは、ロサンゼルス滞在中にコールガールのビビアン(ジュリア・ロバーツ)と一週間のアシスタント契約を結びます。次第に変わっていくビビアンに惹かれていくエドワードですが・・・。

お気づきの方も多いと思いますが、作中に出てくる多くのシーンがビバリーヒルズで撮影されました。ビビアンがエスカルゴのアクシデントを繰り広げる有名なビジネスディナーのシーンは、当時Rex と言う名で知られていたダウンタウンにあるCicadaというレストランで撮影されました。こちらのレストランでは「Pretty Womanのテーブル」を予約する事ができます。アールデコ調のステキな空間で最高のイタリアンのロマンティックディナーを楽しんでみてはいかがですか?

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写真提供:Grease, Facebook

GREASE

1971年に初演された大人気ブロードウェイミュージカルの映画版「Grease」はジョン・トラボルタ、オリビア・ニュートン・ジョン主演で1978年に公開されました。現在でもアメリカのミュージカル史上、最高の総利益額を生んでいると言われる大ヒット作です。物語は1950年代を舞台に、高校生の主人公、ダニーとサンディーの恋愛模様を描いています。Greaseのサントラは同映画が公開された年に全米で2番目のセールスを記録し、オリビア・ニュートン・ジョンが歌った「Hopelessly Devoted to you」は「ベスト・オリジナル・ソング」としてアカデミー賞にノミネートされました。Greaseはロサンゼルス市内のあらゆるロケーションで撮影されています。有名なのはVenice High School、 Los Angeles River、Leo Carrillo State Beachなどですが、Paramount Picturesのスタジオでもセットを使って様々なシーンが撮影されたそうですよ。

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写真提供:Discover LosAngeles

THE GRADUATE

1967年公開の「The Graduate」はマイク・ニコルズが監督したロマンティック・ムービーで、ダスティン・ホフマン演じる大学を卒業し前途洋々の主人公ベンジャミンと、祝賀パーティの席で誘惑をかけてきた中年女性ロビンソン夫人との関係、ロビンソン夫人の娘エレインとの恋愛模様を描いた作品です。アカデミー賞では7部門にノミネートされ、マイク・ニコルズが監督賞を受賞しました。サイモンとガーファンクルによるサントラも爆発的にヒットしたことでもお馴染みです。主人公達の自宅はビバリーヒルズのノース・パームドライブに実在する民家で撮影されたそうです。クライマックスの教会のシーンは作中ではサンタバーバラという設定でしたが、実際には L.A. County community of La Verneにある、 United Methodist Church で撮影されたそうです。 University of Southern California (USC) も映画の中で度々登場しています。

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写真提供:Discover LosAngeles

SINGIN' IN THE RAIN

「史上最高のミュージカル」との呼び声の高いSingin’ in the Rain(雨に唄えば)は1952年公開のミュージカル映画で、映画界の大スター、ジーン・ケリー、ドナルド・オコーナー、デビー・レイノルズが出演しています。無声映画からトーキーへ移行し始めた1920年のハリウッド映画業界を舞台に、主人公達の恋愛模様を描いた作品です。まさにクラシックの名作とも言える同作品ですが、主演のケリーは39.4度の熱がある中、今でも伝説として語り継がれるタイトルソングのシーンを撮影したのだとか!まさにプロ根性ですね!当時のThe TCL Chinese Theatre in Hollywood が登場するのも見逃せませんね!

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写真提供:Discover LosAngeles

CITY LIGHTS

City Lights(街の灯)は1931年公開の映画で、チャーリー・チャップリンの最高傑作、また歴史に残る名作として現在でも数多くの人々に愛されている作品です。物語は服装もみすぼらしく、職もなく住むところもないチャップリン演じるリトル・トランプと、彼を億万長者と信じ込んでしまう、街で花を売る盲目の少女との恋愛模様を描いています。映画のラストシーンは映画史上、最高のラストシーンと言われています。トランプがロールスロイスを運転している印象的なシーンはビバリーヒルズの「ビバリー・ウィルシャー」で撮影されたそうです。1928年に建てられたBeverly Whilshire(ビバリーウィルシャー)はこれまでエルビス・プレスリーやジョン・レノン、ウォレン・ビーティーやオバマ大統領、ダライラマ、日本国天皇といった錚々たる顔ぶれの著名人・文化人が滞在していることで有名です。一度は滞在してみたいホテルですね!

 

いかがでしたか?こうして見ると我々がこれまでに見てきた映画の多くがロサンゼルス近郊で撮影されていたことに気づきますよね。それを意識して改めて映画を見直したり、ロケ地を訪れるとまた違った発見や感動があるかもしれません。今日は帰りにレンタルビデオ屋に立ち寄ってLA映画鑑賞会で決まりですね!