業界人に聞こう!:Work The Room ProductionsのDanny Fisk氏にL.Aの魅力を直撃!

Work The Room ProductionsのCEOでロサンゼルス出身のDanny Fisk氏は、これまでたくさんのイベントを企画、プロデュースしてきました。国際的な募金キャンペーンや街をあげてのフェスティバル、コミュニティーを一つにする目的で行われる資金調達など、Fisk氏率いる優秀なチームが手掛けてきたイベントは多岐にわたります。毎回イベントを通して実際にブランドに触れたり、企業や団体が打ち出している企画を体感してもらうことで、クライアントである「企業」を最高に生き生きとした形で皆さんに見てもらえるといいます。

 

今回はロサンゼルスのトレンドを知り尽くしたFisk氏にL.Aの魅力を直撃しました!

Property of Discover Los Angeles

L.AでFisk氏が一番好きなイベント会場はどこですか?また、なぜでしょうか?

DF:私は、会場に入ったとたん、世界観が変わった感覚に落ち入ることのできる特別感のある会場が大好きなんです。The Los Angeles Theatre、The Park Plaza Hotel、The Davis Beach House、the Millenium Biltmore、Lombardi HouseやBelasco Theatreがおすすめの会場です。

ダウンタウンロサンゼルスにあるBelasco Theatreはワールドクラスのイベント会場としてその名を知られています。鮮やかな色の館内には凝ったディテールのデザインやインテリアがほどこされ、最新技術を駆使したサウンド&ライティング・システムは圧巻の迫力で観客を魅了します。およそ3720平方メートルの広々としたスペースでは、コンサートからウェディング、企業関連のパーティー、映画上演からクラブイベントまで、さまざまなイベントが開催されています。

近年ロサンゼルスが企業のミーティングやイベントの開催地として選ばれることが多いと聞きますが、それはなぜだと思いますか?

DF:一言でいえば「多様性」でしょう。L.Aには本当にさまざまな会場があるんです。つまり、どなたの好みにも対応できる会場がある、ということです。クライアントをシティーツアーに連れて行くのは大好きです。あまり知られていない穴場スポットがたくさんあることも、ミーティングやイベントを開くにあたってL.Aをよりユニークなスポットにしていると思います。時には選択肢が多すぎて困ってしまうこともありますが、困ることも魅力だと思い楽しんでいます。

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イベントを開催するにあたって、南カルフォルニアならではの演出をする鍵は?

DF:ロサンゼルスをどうやって体感してもらうか、ということだと思います。この街の最大の魅力はリラックスした雰囲気のイベントと、かっちりとした格調のあるイベントを1日でできるということ。例えば日中はビーチでイベントを企画して、夜は黒いネクタイを締めて巨大なスペースシャトルが飾られた会場でガラ・ディナーを開催する、といった風にね!

California Science Center内にあるthe Samuel Oschin Pavilionは、会場内に巨大なスペースシャトル(エンデバー号)が飾られたユニークな場所です。スタンディングで800名、着席で500名収容可能な会場となっています。

なぜイベントプロデューサーという職業を選んだのですか?

DF:イベントプロデュースという仕事が私を見つけてくれた!といった方が正しいかもしれません。大学では人類学を選考し大学院まで進みましたが、その時もさまざまなイベントを企画したりプロデュースしたりということをしていたんです。私にとってイベントを演出するのはローラーコースターに乗っているようなもんなんです。(それほどエキサイティングなんです!)深夜12時45分に帰りの車の中で、今日も最高の思い出を作ることができたと一息つけるのはこの上なく幸せなことです。

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これまでロサンゼルスで食べた食事の中で最高だと思ったメニューは何でしたか?

 DF: ロサンゼルス出身なので、正直、最高の食事は家で出される食事といいたいところですが、The Tasting KitchenやRepublique、Sushi by H、MadeoやAndrea`s Italianなど、最高のメニューを提供するお気に入りスポットがいくつかあります。

シェフのWalter Manzke氏とMargarita Manzke、ビジネスパートナーのBill Chait氏の手掛けるRepubliqueは伝統的なスタイルとコンテンポラリーなアプローチの両方をかね揃えた老舗のフレンチレストランです。1928年にオープンし、当初はチャーリー・チャップリンのオフィスとしても利用されていたため店内は広々としたユニークな作りとなっていて、プライベートからセミ・プライベートなディナーまでさまざまなイベントにに適応しています。着席で210名、スタンディングで400名収容可能なので、ウェディングのレセプションなどにもピッタリです。

ロサンゼルスを初めて訪れるビジターにおすすめのアクティビティーは何ですか?

DF:L.A Conservancyは、歴史的な建築物、事柄を保護するロサンゼルス市の有名団体ですが、私は個人的に(ボランティアで)L.A Conservancyを皆さんにご紹介しています。特におすすめなのが、土曜日の午前中に行われているL.Aダウンタウンの歴史的建築物を回るヒストリック・ガイドツアーです。街の歴史とともに、どのようにして現在の姿(デザイン、料理、文化においての世界的なリーダー)にまで至ったのかを、じっくりと学ぶことができます。

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一番好きな穴場スポットといえば?

DF:ヴェニス・カナルですね!とても静かで美しいからです!

ロサンゼルスを旅する人にマストなアイテムといえば?

DF:サンダル、カメラ、サングラスにリップクリームですね!

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1番おすすめの観光スポットは?

DF:個人的にコリアタウンですね!大好きなんです。歴史的なビルから最高に美味しい食事まで、何でもそろってます。またPeople watching-人を観察するのが好きな方にはマストなスポットですね、コリアンタウンに勝る場所はありませんよ。インターナショナルなL.Aでも最もグローバルなエリアと言えるでしょう。最高のエンターテインメントに食事、24時間ノンストップでオープンしているコーヒーショップにベーカリーなど魅力満載のエリアです。

今まで手掛けたイベントで最もユニークだと思った演出は?

DF: 難しいですね。なぜならクライアントの方々は皆さんそれぞれ個性があり、イベントもそれぞれ違うからです。現在1番のお気に入りは、クライアントさんと一緒になってブートニア・バーを作ったことですね。個人的にお花とファッションが大好きなので夢のような仕事でした!

近い将来、トレンドとなるであろうものはなんだと思いますか?

DF: みんな「ベーシック・基本」に戻るのではないかと思います。ときには、シンプルでオーガニックなオプションがベストのこともありますよね。最高のエンターテインメントと食事はマストですが、最近は「シンプルながらインパクトを与える」にはどうしたらいいかと尋ねられることが多いです。ゲストと繋がって、伝えたいメッセージを伝える、それにつきますね。