ロサンゼルスのスケートパーク：トップ5を大特集！（前編）
今回はスケートボーディング発祥の地L.A.で、ライダーたちに大人気のスケートパーク、トップ５をご紹介いたします。見るだけでも楽しいので、ぜひこの機会にスケートボーディングというスポーツに触れてみてください！
南カルフォルニアでは、「スケートボーディング」は「サーフィン」と同じくらい盛んなのをご存知でしたでしょうか？スケートボーディングの起原は、1950年にまでさかのぼります。波がフラットで海でサーフィンが出来なかったとき、当時のサーファーたちが「地上でサーフィンすれば良いんだ！」と思いついたのがきっかけだそうです。その後、一つのスポーツとして成長し、進化し続けていったスケートボーディングは、ロサンゼルスを中心に革新的なスピードで広まっていったのです。
1963年には世界初となるスケートボーディングのチャンピオンシップがL.A.で開催されました。この大会で、大技を披露するタイプの「Hotdoggers」と、斜面を猛スピードで下る技を見せつけるタイプの「Hill Riders」と、全く違ったタイプのライダーたちがいる事が分かり、初めて差別化されたといわれています。両者ともにとても人気があり、スケートパークではさまざまな技に挑むライダーたちがみうけられます。最近では「Hill Riders」から枝分かれしたという、ロングボーディングというカテゴリーのライダーたちも増えてきているそうです。
1970年代には伝説のスケートボーダーと言われるTony AlvaやStacy Peraltaがあらわれ、革命的なスタイルとエッジのある技で、スケートボディングというスポーツをさらに洗練されたものへと導きました。現在よく見かける使用していないプールを利用するスタイルは、TonyとStacyが始めたものだと言われています。70年代から80年代にかけては、スケートボーディングブームにさらなる火がつき、Powell Peraltaなどのスケートボード・ビジネスも現れはじめました。
スケートボードの製造者であるGeorge Powellと、類いまれなる才能を持ったスケートボーダーであるStacy Peraltaとのパートナーシップは、当時のスケートボーディング業界に多大なる影響を与えました。ギアとして、スケートボード自体を改良し、最高のものを産出しただけでなく、Bones Brigadeとよばれる才能あふれるライダーのチームをスポンサーし、スケートボーディングがメインストリームのスポーツとなれるよう、さまざまな面から彼らの活動を支援したのです。彼らの活動も後押しし、90年代にはX Gamesがはじまり、スケートボーディングは、L.A.の若者たちの間では、なくてはならないスポーツとなっていったのです。
南カルフォルニア、そして特にロサンゼルスはスケートボーディングをとりまく、一大ムーブメントの中心地でした。当時から、ロサンゼルスには世界各国から多くのライダーたちが足を運んでおり、現在も年間を通して、多くのライダーたちがおとずれる事で知られています。ロサンゼルスには21カ所のスケートパークがあります。なかには歩道や車道を走り抜けていくライダーたちもいるので、通行には十分に気をつけなくてはなりません。
VENICE BEACH SKATEPARK
オーションフロントのスケートパークといえば、ここVenice Beach Skate Parkをあげる人が多いでしょう。若者からお年寄り、ルーキーからベテランまで、さまざまなレベルのライダーたちが各々にスケートボーディングを楽しむ姿を見ることができます。パークの外の景色（オーシャンビュー）も素晴らしいのですが、パーク内の景観も初めての人にはかなり刺激的で、感動するはずです。パーク内には、コンクリートの階段にスネークランと呼ばれるコースや深いプールなど、ありとあらゆる技を披露できる最高の設備が整っています。スケートボーディングにトライしてみたい！という方は、まず第一にヘルメットをお忘れなく！Matt LeMondや、Blake Johnson、Leandre Sandersといった超有名選手たちが練習する姿も見ることができますよ！ファンにとっては大興奮間違いなしの魅力満載のスポットです！
THE COVE
The Coveは、巨大なボウルのような形をしたメインの練習スポットが人気のスケートパークです。ハイスピードでグラインドしたり、フリップしたり、スライドしたりと、さまざまな技に挑戦することができます。仮にスケートボーダーでなくても、スケートボーダー達が次々に技を繰り出すのを見ているだけでかなり楽しむ事が出来ます。なかには、素人からすれば考えられないような大技を披露してくれるスケートボーダーもいて、長い時間見ていてもあきません。巨大なボウルの他にも、傾斜路や階段なども設置されているので、初心者をはじめ、どのレベルのスケートボーダーにとっても、最高の練習場となっています。ぜひ足を運んでみてください！
後半も話題のスポットが登場しますのでお楽しみに！
