ロサンゼルスでエコフレンドリーな会場に足を運んでみよう！（前編）

年間を通して様々なイベントや会議が開かれるL.Aでは、「エコフレンドリー」な会場が人気を集めています。地球環境を保全しつつ持続が可能な施設であるか、太陽光発電を取り入れているか、リサイクルシステムが導入されているか、微生物の作用で無害な物質に分解できる生物分解性システムは整っているか、などなど、注目される項目すべてをクリアしている会場も多く、エコ・地球環境の分野の専門家であっても驚くこともあるのだとか。L.Aは、世界で最も地球に優しい、エコフレンドリーな会場が多い街の一つとも言えます。

そんなL.Aで、専門家たちをも驚かせる、エコフレンドリーな施設を一挙ご紹介致します！

ロサンゼルス・コンベンション・センターは、国内で最もエコ環境が整った施設の一つとして有名です。近年では LEED-EB Certification（Leadership in Energy & Environmental Design・エネルギーと環境にスポットをあてて作られたコミュニティーや建物に与えられる賞）で金（ゴールド）を獲得をしています。最先端の取り組みとして、飲み物の空容器のリサイクルシステム、イベントや会議などで使用されなかった資材のリサイクル、残飯を家畜の肥料にするシステム、太陽光発電などがあげられます。ちなみに、ロサンゼルス・コンベンション・センターは、太陽光発電で成り立つ施設としては、北アメリカでもっとも大きいことで知られています。

L.Aでは先ほどご紹介したLEED(Leadership in Energy & Environmental Design)そしてGreen Sealという団体に加盟しているホテルが多く、環境に優しくエコ・フレンドリーなホテルがたくさんあることで知られています。節電対策を考えたライティングや冷暖房システムに、リサイクリング・システムなど、各ホテル様々な工夫を凝らし、積極的に環境問題に取り組んでいます。

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの敷地内には、100人限定の小さなイベントから20000人収容可能な巨大イベントまで、幅広いニーズに適したグラマラスでユニークなイベント会場が45会場存在します。ターミネータ2 3Dや、スペシャルエフェクトを駆使したステージ、ウォーターワールドなど、唯一無二の特別な会場が人気をよんでいます。太陽光発電に置いては、国内のどのテーマパーク、スタジオより規模が大きく、1400世帯の一日の電力に匹敵するとも言われています。また、天然ガス燃料の供給装置も導入しており、キッチンなどで使用されています。スタジオ内のツアー用カートは、燃料を消費している間ほとんど汚染を残さないディーゼルを使っていて、Simpson`s Rideでは、水力発電システムとエネルギー効率の良いライティングシステムを使用しています。これらの功績が高く認められ、2007年にはテーマパークとしては初めて、Enviromental Media Associations Green Seal Awardという名誉ある賞を受賞しました。