ロケ地として有名なロサンゼルス・ミレニアム・ビルトモアホテルを大特集！（パート３）

現在までに最も多くの映画、ドラマ作品に登場してきたといわれるゴージャスな老舗ホテル、ロサンゼルス・ミレニアム・ビルトモアホテル。フィーチャーされた映画と一緒にホテル内部を詳しくご紹介してきた今回の特集も最終回を迎えました。最後まで読んだ後は実際にホテルに足を運びたくなること間違いなし！ラグジュアリー感たっぷりの写真と一緒にお楽しみください！

一般客からセレブまで多くの人に愛される『Gallery Bar and Cognac Room』（ギャラリーバー＆コニャックルーム）は映画撮影にもよく利用される人気スポットです。ロビー近くにあるデザインの美しい格間で覆われた天井とみかげ石で作られたバー、統一感のあるインテリアが黄金時代のハリウッドを思わせるラグジュアリー感あふれる空間になっています。映画『Rumor Has It』でジェニファー・アニストンがケビンコスナーに彼が自分のお父さんなのかを聞くシーンはこちらのバーで撮影されました。また『National Treasure：Bookof Secrets』でダイアン・クルーガーがエド・ハリスと重要な話をするシーンや、映画『Obsessed』で、Aliがバーガーを食べながらIdris Elbaを誘惑するシーンでもこちらのバーが登場しています。『Scandal』ではワシントンD.C.にあるレストランとして、またAlias、Mad Men、Along Came Polly、24、Monkといったテレビシリーズにも登場しています。バーの看板メニューとなっているカクテル「Black Dahlia Martini 」（ブラックダリア・マルティーニ）は実在した女優、「ブラックダリア」ことElizabeth Shortさんに敬意を表しできたカクテルだそうです。Elizabeth Shortさんは1947年1月9日にビルトモアホテルをあとにしたのを最後に、6日後遺体となって発見されました。現在も犯人は捕まっておらずロサンゼルスで最も有名な未解決事件だといわれています。

ビルトモアホテルの内部はどこも美しいことで有名で、エレベータでさえも幾度となくスクリーンにフィーチャーされているのです。最も有名な例は映画『Bachelor Party（1984)』(独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティ）でしょう。トムハンクス主演のこの映画でビルトモアホテルは架空のホテル 、Park View Hotelとなり登場しました。パーティーの舞台となった部屋10-1002はセットだったそうですが、それ以外のホテルでのシーンはほとんど実際の場所で撮影されたといいます。エレベーターのシーンは何度か登場しますが、もっとも衝撃的だったのはドンキーが登場するシーンでしょう。設定上死んでしまったドンキーは偽物だったそうですが、エレベーターはすべて実物だったそうです。さすがハリウッドですよね！

ビルトモア・ホテルで最も有名かつ美しい宴会場といえば『Crystal Ballroom』（クリスタル・ボールルーム）です。クリスタル・ボールルームは2階立ての構造になっています。室内に入るとまず目につくのが圧倒的な存在感をはなつ巨大なアーチ・ウィンドウです。その周りを囲む様に2階席からのバルコニーが設置されていてドーム型の天井にはハンドペイントの美しい壁画がほどこされています。オーストリア製のクリスタルで作られたというシャンデリアも息をのむ美しさで一度訪れたら忘れられないなんともゴージャスな空間となっています。映画『恋の行方/ファビュラス・ベーカーボーイズ』に登場したKing Manor Hotelの外観はビバリーヒルズにあるGreystone Mansionだったそうですが、ホテル内のシーンはビルトモアホテルで行われたといいます。ミッシェル・ファイファーがピアノの上で”Makin` Whoopee”を歌うシーンはとても有名ですよね！ドラマ『Scandal』のシーズン1ではホワイトハウスのボールルームとして、また映画『Rocky III』ではボクシングの専用施設として登場しており、ロッキーに関してはボクシングリングを部屋の中に持ち込んで撮影したことで注目を集めました。『Pretty in PInk』 ではプロム会場として、『True Lies』ではジェイミー・リー・カーティスとアーノルド・シュワルツェネッガーが映画のラストでタンゴするシーンで登場しています。

３回に渡ってお送りしてきた「ロサンゼルス・ミレニアム・ビルトモアホテル特集」、いかがでしたか？非現実的な空間が広がるゴージャスなホテル、一度は実際に足を運んでみたいですよね！お誕生日やスペシャルなイベントに、ぜひ利用してみてください！セレブな気分を味わえること間違いなしですよ！