ハリウッドのワーナー・ブラザーズ・スタジオツアーで有名ロケ地をまわろう!(パート2)

Lindsay Blake

世界で最も有名なスタジオの一つ、ワーナーブラザーズスタジオでは伝説的な作品から大ヒット作までこれまで数々の名作が生まれてきました。スタジオの敷地は110エーカーにもなるといわれ、スタジオツアーに申し込めばそのほとんどのエリアを見学できるのです。前回に引き続き有名な作品に登場した必見エリアを一挙ご紹介します!

Property of Discover Los Angeles
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"SPIDER-MAN" - FIRE ESCAPE (HENNESY STREET)

映画史の中で最も印象に残るキスシーンといえば2002年の大ヒット作『スパイダーマン』でトビー・マグワイア演じる主人公とキルスティン・ダンスト演じるジェーンがキスするシーンをあげる方も多いのではないかと思います。スパイダーマンに助けてもらったお礼にジェーンがキスをするこのシーンは、実はニューヨークではなくスタジオ内の Hennesy Streetにあるセット内で撮影されました。当初Tenement Streetという名のついていたこのエリアは1982年の大ヒットミュージカル「アニー」のプロダクションデザイナーDale Hennesy氏がニューヨークの街をモチーフにデザインしました。Hennesy氏の功績をたたえ、後にHennesy Streetと改名されたのです。ちなみにこのストリート、映画「カラテ・キッド」では沖縄のダウンタウンとして登場しています。またミュージカル「アニー」や、大ヒットドラマ「Sex and the City」のシーズン3ででも登場しているので気になる方はぜひチェックしてみてください!

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"THE DUKES OF HAZZARD" - HAZZARD COUNTY COURTHOUSE & SHERIFF’S OFFICE (MIDWEST BUSINESS STREET)

スタジオ内のMidwest Buisiness Streetと呼ばれるエリアの北西の端にあるレンガ作りの立派な建物は1979年の大ヒットドラマ「The Dukes of Hazzard」のHazzard County Courthouse(ハザード郡裁判所)、そしてSheriff`s Office(郡保安官のオフィス)として何度も登場したことで有名です。その他にもジェームス・ディーン主演の「Rebel Without a Cause」や、大ヒットドラマ「Seinfield」、「Pretty Liars」などに登場しているので、ビルを見た瞬間に認識できる人も多いのではないかと思います。隣にもう一つそっくりなビルが建っているのですが、こちらのビルも「the Dukes of Hazzard」での撮影で頻繁に利用されていたそうですよ。

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"ER" - COOK COUNTY GENERAL HOSPITAL (NEW YORK STREET)

1990年代半ばシカゴにある巨大病院という設定でスタジオ内のNew York Streetに大規模なセットが誕生しました。大ヒットドラマ「ER」で幾度と登場することになるこの病院の向かい側には後にDoc Magooとして主要キャラクター達が通うダイナーも建設されました。Doc Magooはその後Jumbo Martとなり、セット内部、外観共に撮影によく利用されました。15シーズンのオンエア中はEmergency RoomとTrain Stationのサインがセットに常時貼られていたためスタジオツアーに訪れた人はすぐに認識することができファンは大興奮していたそうです。現在サインはないのですが、その外観はシリーズのファンであったならばすぐに認識できるといいます。2004年に「ER」は終了してしまいましたが、その後も「Pretty Little Liars」や「Shameless」といったヒット作に登場しています。

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"FRIENDS" - CENTRAL PERK (STAGE 48)

日本人にはあまりなじみがないかもしれないですが、アメリカでテレビドラマ史上最も有名なセットといえば大ヒットシリーズ「Friends」のセントラル・パーク・コーヒーショップをあげる人が多いといいます。それほど同シリーズは影響を与えたドラマだったといわれています。シーズンが始まった当初「Friends」の撮影はStage 5で行われていましたが、人気が高まるにつれより広いスペースのあるStage 24で撮影される様になりました。2004年にシリーズが終わり、セットは分解され倉庫にしまってありましたが、スタジオツアーの目玉としてワーナーブラザーズの小道具、大道具などの設備管理室にセットをもう一度再現したところ大人気となり現在は新たに建設された「Stage 48: Script to Screen」に移動されました。Stage 48: Script to Screenではスタジオツアーの参加者はセット内に入って写真を撮ったり、有名シーンを参加者同士で再現したりすることができ、大変人気なアトラクションとなっています。残念ながらシリーズでおなじみのCoffeeとGunther(カフェのオーナー)はいませんが、セットの隣にはCentral Perkをテーマにしたカフェがあり、そこでお好きな飲み物を注文できるので、ぜひトライしてみてください!