インテリアショップ：Modernicaを大特集！

ファイバーグラス素材の丸みを帯びたデザインのシェルチェア。今では世界各国のおしゃれなカフェで頻繁に見かける様になったデザインのチェアですが、実は1949年にCompton（カルフォルニア州）で生まれたことをご存知でしょうか？インテリア業界の革新に影響を与えたモダンなデザインのチェアは、ロサンゼルスに拠点を置くModernicaのシンボルでもあるのです。

Modernicaでは、Jay NovakとFrank Novakの兄弟がオリジナルの機械を使用し、36種類のカラフルなチェアを作っています。彼らのシリーズは1986年の「Butterfly Table」に始まりました。ミッド・センチュリー（世紀半ば）に一世を風靡した高級家具をモチーフにしたデザインは瞬く間に話題となり、人気を集めました。

現在VernonにあるModernicaのデザインキャンパスでは、代名詞といわれるファイバーグラス素材のチェアの他に本棚、曲げ木を使用したベッド、ベンチや高級なセラミック製品も作られてます。これらの商品はL.A.のBeveryly Boulevardにあるショールームで見ることができます。新しい繊維を使った新製品や若手アーティストとのコラボレーション作品なども展示されています。

 Ftank さんは、お兄さんのJayさんが1987年に「Modernica」という名を店につけた頃をふり返りこう語ります。「モダン、という概念は創業当初まだ浸透してなかった。めずらしかったんです。でも今では世界全体が「モダン」という概念を過去のものとしてふり返っている。我が社のdaybed designは、66年までのものがコンセプトとなっているんです。新たなデザインを足すことで、前からあるものに新鮮みを与えるのも我々の仕事だと思っています。」

Frank Novak氏はModernicaをオープンする前、映画業界でアートディレクターとして働いていました。熱心な家具収集家としても知られており、週末には家具を作ったり売ったりしていたといいます。オマハにあるノイトラ准建築家と呼ばれる建築家によって建てられた家で育ったNovak氏は、幼い頃から「モダン・カルフォルニア・デザイン」に触れていました。ロサンゼルスには30年前にこしてきたそうでうすが、そのずっと前からモダンデザインの認識があったといいます。映画やテレビジョンに家具や小物を貸し出すための専用倉庫、Modernica Prop Houseにあるインテリアの数々は、Novak氏の収集家としての情熱が生み出したものといってもいいでしょう。

「自分の情熱を信じて突き進めば、自分が一番得意とする分野にたどり着くことができると確信を持っています。L.A.では、何をはじめるにしてもまわりが「いいね！かっこいいね！」といってくれるんです。「それは違うよ、とかそれはやめた方がいいよ」といったネガティブな反応はない。L.A.では、新たなアイディアやビジネスモデルが受け入れられる傾向にあります。」

Modernicaの特徴として、ユニークなアーティストたちとコラボレーションして作品を作り出すというコンセプトがあります。たとえばRetna(コンテンポラリーアーティスト）の美しい象形文字がペイントされた本棚や、Cleon Petersonの戦士たちの絵がプリントされたdaybed用の織物、有名タトウー師がデザインした絵が描かれたチェアなど、古き良きデザインのものたちが、新たなエッセンスを加えられることにより生まれ変わって顧客がわに届けられているのです。

「伝統をやぶって、常識の範囲でユニークな楽しい商品を作ることをモットーにしています。」

L.A.のシンボル的インテリアショップといわれるModernica。ぜひこの機会に、ここでしか手に入らない魅惑の品を手に入れてみてはいかがでしょうか？